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投稿に反応がない時に考えたいこと

投稿にはあきらかに2種類ある

マスメディアが発信することよりも個人がニュースをつくっていると言われて久しいですが、今では何かを売ろう、誰かに見て欲しい、来て欲しいと思った時に人はSNSやYOUTUBEなど個人で発信できる媒体を使うようになりました。

で、いろんな投稿をみてきてそこに「投稿した途端にとても反応がある」ものと「投稿しても誰も反応しない」ものが、当たり前ですがあることに気がつきました。個人の投稿だからそれは個人の人気に紐づいているんでしょ?と言われたらそうかもしれません。が、そこには何か大きな投稿する人のやりかたや思惑があるような気がしたので、個人的におもったことを書き連ねてみます。

共感をあつめてきたかどうか


投稿することがあるということは「何か伝えたいことがある」簡単にいうと「告知すること」告知には、その先に、たくさん売れたらいいな、たくさん見に来てくれたらいいな、があります。なんですが、それがうまくいく人といかない人がいます。それはコミュニティ時代においてより顕著になってきました。
それは一言でいうと

共感をあつめたかどうか

ということです。

誰かに見てもらったり、聞いてもらったり、誰かの時間をそこにむけてもらう行為。そんなことをしてもらいたいのであれば、まずは自分とは何者かを先に伝える必要がある。そう思います。もっと言えば「自分は何で人を喜ばせることができるのか」を宣言し、行動する必要がある。それはきっと難しいことではなく、たとえば誰かの投稿に、いつもコメントをしてくれるひと、今日一緒に飲めて楽しかったですとお礼の返事を送ること。それは立派に誰かの想いに応えてる、そう思います。

小さなことでもいい、まずは自分からできることを差し出してみる。GIVEするとかTAKEするとか、そんなことも考えなくてもいい。そんな自分が労を感じなくてやってみたいことを続けてみてください。

こんなことが最近ありました。

サロンの「かわいさ職人」こと小さなぬいぐるみ をつくる
aska.という作家さんがいまして、常日頃から彼女のぬいぐるみ愛は尋常ではありませんでした。どのくらい尋常ではないかというと、WEBで安易に売らずに、直接顔をみて選んでほしいと必ず展示会での販売だけを実行する、儲けるために数を量産するのではなく、ひとつひとつ必ず自分でつくる。

布に命を吹き込む。
単なる布がかわいさをまとう。

誰も普通では見向きもしない布が、みんなにかわいいと言ってもらえるぬいぐるみ になる。そして彼女はそれをいつも持ち歩いています。連れて歩いてるといった方がいいかもしれません。

その愛情が、投稿にでるのです。これは宣伝ではないですが、こうして人の共感が共感を生んでバズり続けます。この投稿ではもう一つの社会的なモラルにも
触れて、いわゆる喫煙者たちの後ろめたい気持ちをも浄化することに成功しています。愛と優しさが生んだバズりかたです。


神は細部に宿るといいますが、結局、何気ないところに日々やっていることが立ち上がってくる。きっとそういうものだと思います。

共感を集める人の特徴

今はいろんな拡散の仕方や、フォロワーの増やし方そんな技術がスキルが
さも素晴らしいことのように伝えられたり紹介されたりしますが、そんなものを覚えたって結局長続きしないのです。そしてバズる人は黙ってても人がほっておかないのです。

どうしてそれをやるのか、何が目的なのか、その目的がウォーターマークみたいに透けてみえるような、そんな時代になってしまってるんです。

投稿により共感がおこらない人の特徴は、クラファンをやってもお金が集まらないという結果にもつながります。そしてそんな人にかぎって無駄にクラファンをやりたがります。(笑)クラファンもやり方や法則があるでしょう。でもきっとそれは応援した人たちをこれからも応援したいと思わせるものかどうか、それはたった1回それが達成したところでわからないのです。

要はもう「その場しのぎ」が通用しない時代です。ひとつだけはっきりしてることは、これからは正直ものが成功する。いわゆる「いいやつ」の時代です。これからの時代、人が集まり、お金や仕事が集まる人の特徴は、「いいやつ」です。今まで普通にやってきたことが共感の貯金となって、集まってくるのです。これは一朝一夕ではないから簡単にできること、再現性のあることではないかもしれません。だからこそそこに価値がある、そんな時代なのです。

共感が集まらない人はどうすればいいのか

では、今なかなか共感が集まらない人はどうするのがいいのか。

周りを見渡して、自分に関わる人たちを棚卸ししてみてください。そこに対してできることを思いっきり書き出してみてください。できることが山ほどあるはずです。それを愚直に一つずつやってみてください。

それでも何も変わらなければ、共感の負債がたまってますので(笑)まだまだ足りないのでもっともっとやってください。そのやることは、あなたの労せずできる得意なこと、好きなことをただ差し出していくだけです。

コミュニケーションが苦手でも、今は表現の仕方は無限にあります。正解はひとつではありません。

世の中は、わかりやすくいうとひとつに近づいているようで、実は細かく細分化していってるというのが正解のようです。ひらけてるようで閉鎖的な世の中になりました。ただし、それは自発的な閉鎖。特定のいいコミュニティが、さらにいいコミュニティをつくっていく。それはとっても良いことだと個人的には思います。

それは最近読んだこの本の著者、元鎌倉投信さんの投資の仕方にとっても近いかもしれません。世の中が「いい人間が次のいい人間をつくる」という方に動いているのです。そのキーワードが共感なんだなと。

人間同士は水のごとく、音のごとく実は一挙手一投足で共鳴しあっています。その関係性は振り子のようなもの。自分が大きく差し出せば大きく振り子がもどってくる。だから先人たちは言ったのですね。愛すれば愛される。まずは与えなさい。
それがすべての仕組みなのです。欲しければまずは自分が生きている身の回りの環境の中で何かを提供してみる。それを続けてみる。きっとその先に新しい反応があると思います。


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