「冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた 2」感想・ネタバレ
どんな本?
「冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになっていた」とは、門司柿家 氏による日本のライトノベル作品。
小説家になろうにて2017年から2020年まで連載され、書籍版はアース・スターノベルより全11巻が刊行された。
イラストはtoi8 氏が担当。
物語は、片足を失った元冒険者ベルグリフと、彼が森で拾った女の子アンジェリンの親子の関係を描いている。
アンジェリンは父の背中に憧れて冒険者になりたいと都に出て行き、やがて「黒髪の戦乙女」と呼ばれるSランク冒険者になる。
一方、ベルグリフは故郷で平穏に暮らしていますが、娘の活躍を知らずに自分を卑下している。
そんな二人の再会と成長を描くファンタジー作品。
この作品はコミカライズもされており、漆原玖 氏による漫画版はコミックアース・スターにて連載中。
また、2023年10月からテレビアニメも放送されている。
シリーズ累計部数は2023年6月時点で100万部を突破していいる。
読んだ本のタイトル
#冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた 2
著者:#門司柿家 氏
イラスト:#toi8 氏
あらすじ・内容
感想
物語は、冒険者として成長したアンジェリンがついに故郷に帰省することから始まる。
この巻では、アンジェリンが父親のベルグリフや村人たちとの再会を喜びながらも、彼女が抱える冒険者としての使命感と家族としての絆との間での葛藤が描いていたが。。。
複数回の帰郷中止の弊害か【使命感<家族】になってしまった。
父ベルグリフは、アンジェリンの戦闘技術が向上しているにも関わらず、日常生活での稽古に身が入らないことに懸念を抱く。
彼は冒険者としてさらなる高みを目指す娘に、自分を倒すことは当たり前だと条件に立てるが。。
ここに、親子の立会い、すなわち「黒髪の戦乙女」であるアンジェリンと「赤鬼」と恐れられるベルグリフの模擬戦が設定される。
結果は、ベルグリフの圧勝。
ベルグリフ曰く。
12歳の時よりクセが酷くなっており、手の内を知ってるベルグリフからしたらアンジェリンはスキだらけに見えていた。
一方、物語の舞台は故郷のトルネラ村から領主が治める街へと移り、ベルグリフとアンジェリン、そして彼女のパーティメンバーたちは、街で起こるさまざまな出来事に巻き込まれていく。
ベルグリフの異名「赤鬼」は、彼の実力を知る者たちによって広められ、一方で、自称聖女がアンデットを率いて街に攻撃を仕掛ける。
この危機に、アンジェリンたちは勇敢に立ち向かい、アンデットの脅威から街を守るために奮闘。
物語の結末では、アンジェリンとベルグリフが共闘し、アンデットの本命である屋敷を襲撃している敵を撃退。
アンジェリンの勇敢な行動は、街の人々に大きな影響を与え、彼女の父親であるベルグリフの名誉もまた高まる。
全体を通じて、この物語は家族の絆、特に血の繋がりはないが心で強く結ばれた親子の愛を中心に展開されている。
また、アンジェリンが抱えるファザコンとも取れる深い愛情、ベルグリフの広い父性、そして彼らの周りで起こる喜劇的な出来事など、ハートフルでありながらも緊張感あふれるバトルシーンが絡み合う、多彩な魅力を持つ物語となっている。
読者として、アンジェリンとベルグリフの親子関係の深まりと、それぞれの立場で成長していく姿に心打たれる。
また、辺境の地の平和を守るために自らの立場を超えて立ち向かう彼らの勇姿は、読む者に勇気と希望を与えるだろう。
この物語はただの異世界ファンタジーに留まらず、家族愛やコミュニティの大切さを教えてくれる作品となっている。
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