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「戦国小町苦労譚 眠れる獅子 (14)」感想・ネタバレ

どんな本?

私はもともと「戦国小町苦労譚」の原作小説版を愛読しており、その世界観や登場人物たちに魅了されていました。
この作品が漫画版として出版されると知ったとき、私は興奮しました。
毎回の新刊が出るたび、その日を楽しみに待ち、出版日には予約購入して手に入れており。
動きや表情が可視化されることで、原作の魅力がさらに増すと感じております。

本書では、信玄の迫る脅威を感じた静子が、三方ヶ原の戦いに備え、新型の兵器を作り出します。
さらに、その兵器を信長らの前で披露し、信長の慰労会では現代の料理を振舞うシーンも描かれています。
功績を評価された静子は、信長がコレクションしている刀を下賜されることに。
しかし、静子が刀を鑑定する際、信長が一番気に入っている刀を正確に言い当てると、信長は静子と戯れるように別の物を下賜すると言い。
結果として、静子は3口の刀を受け取ることとなります。
一方、武田信玄は静子の動向を気にかけ、彼女に関する情報収集を配下に命じるものの、なかなか情報は得られず。
上杉も同じく静子に興味を持ち、情報収集を試みます。
そうして、静子とその仲間たちは、武田信玄を打倒するための策略を進めていきます。

読んだ本のタイトル

#戦国小町苦労譚 眠れる獅子 (14)
著者:#沢田一 氏
原作:#夾竹桃  氏
キャラクター原案:#平沢下戸  氏


あらすじ・内容

三方ヶ原の戦いまであと一年余り。
迫りくる信玄の脅威に着々と策を打ち立てる静子は、新型の兵器を作り出し、信長らの前で披露することに。
また、信長主催の慰労会では、現代のとある料理を振舞う。
功績を評価された静子が信長から下賜されたのは…。
「小説家になろう」発人気時代小説コミカライズ、歴史の分岐点へと向かう第14巻!!

戦国小町苦労譚

感想

三方ヶ原の戦いが迫る中、静子は戦の準備を着々と進めていました。

織田信長の策略は、わざとの負け戦を重ね、信玄を此方におびき出すこと。
そして、静子が持つ秘密兵器を用いて、武田軍団を壊滅を計画します。

その要になる新しい兵器、後込め式の新型銃を開発。
しかし、この銃の量産は困難を極めました。
そんな中、足満が鋼を作れる高炉用のアイテム、コークスを開発。
これにより、静子たちは武田家の脅威に立ち向かうための大きな力を手に入れました。

そんな状態で信長は静子の功績を評価し、彼女を宴に招待する。
宴の場で、静子は現代の料理"たい焼き"と"たこ焼き"をみんなに振る舞います。
そして、信長からの褒美として、貴重な刀をもらうことになります。
しかし、刀の鑑定をする過程で、静子が信長の大切な刀を言い当ててしまい、結果として3口の刀をもらうことになります。

一方で、武田信玄は静子のことを不気味に感じ、彼女についての情報を集め始めます。
しかし、静子の情報はなかなか集まらず、彼女はまるでブラックボックスのよう。

上杉も同じように静子の情報を集めようとしますが、家臣の与六(直江兼続)が静子を調べるため静子の元にやって来ます。

あれ?直江兼続って糸目なの?

静子の日常では、信長との駆け引きや、上杉からの将来の名武将との交流など、微笑ましい出来事がたくさん。
しかし、その裏では戦への準備が進行していく。

この巻では、戦前のさまざまな下準備や出来事が中心となり、それがこの作品の魅力となっております。
戦の準備や策略、駆け引きの部分が非常に面白く、一気に読み進めてしまいました。

静子がどのようにして歴史を改変していくのか、その過程が楽しめる一冊となっております。

本作の中で、特に気に入ったシーンは、静子が信長の前で新型兵器を披露する場面です。
短時間で射撃が出来て、命中率も高い新型銃を見て信長が脂汗を流しているのが印象的でした。

その兵器の高度な技術と静子の緻密な計画が見事に描かれており、読み進めるのが楽しかったです。

また、静子が現代の料理を振舞うシーンは、時代背景とのギャップが面白く、ほっこりとした気持ちになり。
私自身、たい焼き、たこ焼きが好きなので、そのシーンは特に共感しました。

一方で、静子が特定の刀を鑑定するシーンでは、彼女の深い知識と洞察力が垣間見え、感心させられましたが、、
よく覚えてるよな、、
さすが歴女!

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