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「戦国小町苦労譚 乱世を照らす宰相 13」感想・ネタバレ

どんな本?

農業高校に通う歴史好き女子高生、綾小路静子はある日の学校の帰り道、突如戦国時代へとタイムスリップしてしまう。
目の前に現われたのは――憧れの織田信長!? 信長の兵に捕らえられ、咄嗟に「農業で才を示す」と約束してしまった静子は尾張国の農業改革に乗り出すことになり…!?
『小説家になろう』発、「豆知識」ふんだん系新感覚時代小説待望のコミカライズ化!

戦国小町苦労譚

読んだ本のタイトル

#戦国小町苦労譚 乱世を照らす宰相 (13)
著者:#沢田一 氏
原作:#夾竹桃  氏
キャラクター原案:#平沢下戸  氏

あらすじ・内容

その道は非道にあらず。信念の道を歩む信長と、未来を切り拓く静子!

京の街を襲う麻疹ウイルスから徹底した隔離対策で人々を救う静子は、一向宗攻めでも戦果をあげ、続く比叡山延暦寺攻めでは小谷城攻略で知略をめぐらし秀吉を唸らせる。

信長の覇道を陰で支える静子は、彼の信念に自らの思いを乗せて戦う。

「小説家になろう」発人気時代小説コミカライズ、静子の知略と信長の信念が描かれる第13巻!!

戦国小町苦労譚 乱世を照らす宰相 13

前巻からのあらすじ

近衛の屋敷で上杉謙信が静子と再会した。

昔からの友人の近衛に会いに行ったら、たまたま静子が近衛に正月の品を持って来た。

そこで上杉謙信は織田家の中枢で莫大な富を産出する静子の為人を見る。

すると、彼女は戦国の世には有り得ない思考をしていると見抜く。

戦国大名、自社仏閣は民から搾取する事しか考えていない。

それを彼女は新製品の情報、農耕の研究結果を惜しみなく発表して拡散してしまう。

普通なら独占して利益を得ようとするのに、、

そして彼女の周りの生活は安定して笑顔の溢れる社会になって行く。

次の時代は彼女の時代になるかもしれない。

そんな彼女を上杉謙信は”戦乱に咲き誇る大輪の花の如く”と評価する。

感想

防疫

京での麻疹騒動。
頭巾宰相としてルイス・フロイスと会談していたらルイス・フロイスが倒れ、診断した結果。
麻疹を発見。
急ぎ京を守護する明智光秀に連絡して、信長に京の隔離封鎖策を提案。
それを信長が迅速に許可を出し。
隔離施設を作って罹患者を集め。
免疫を持ってる者に看病させて麻疹の蔓延を防ごうとしたが、、
麻疹の感染拡大は止まらず、織田領では1万3千人が罹患して死者は300名。
全国では20万人罹患して死者は16万人。
静子が周辺領地に対処方法を手紙で送ったのだが実行した所は無く。
死者が増えてしまった。

そして、静子はワクチン開発に着手すると信長に言う。

さらに静子の功績をルイス・フロイスが善意全開で吹聴したせいで、頭巾宰相という名前が一人歩きして拡散して行った。

牽制

文書では何回も読んで想像していたけど、今巻の地形を見たら。

長島の一向宗の砦って、地形的にメチャクチャ恵まれた所だったんだな。
周りが河川で侵攻しづらい。
補給は船で大量に運べる。

こりゃ梃子摺るわけだ!←アホ

それに対しての静子の戦闘は、付け城を多数建設して。

鉄砲を多数配備して防備を固めてから。

飛翔距離3キロの棒火矢で、遠距離攻撃で相手を炙り出して、防備を固めた付け城で鉄砲の遠距離攻撃。
アウトレンジ攻撃で行く。

守りに入ってる相手を炙り出す方法がなかなかにエグい。

それを信長が効果があると採用して拠点を3つ落とす。

棒火矢の在庫が尽きて撤退。

喧騒

京の帝にターキッシュアンゴラを献上した帰り。

織田家直轄の孤児院から引き取った子供を逃亡奴隷だと行って攫おうとした野盗から親子を庇い。
怪我した武家の子供を治療した静子。
この子供が上杉謙信の系譜の子供とは知らずに、静子は親切にした。
これが後々に上杉家の跡目争いに巻き込まれるとは知らずに、、

さらに徳川家から服部半蔵と本多忠勝が静子の屋敷にお世話になる事になった。

王道

表紙の仔犬はシェパード・ウルフドックと言うらしい。
ヴィットマンファミリーとジャーマンシェパードのハーフらしい。
その仔犬達に躾の訓練をしていたら、服部半蔵が静子に殺気を飛ばすが静子は無反応。
変わりに本多忠勝と足満が駆けつけって、会ってはいけない2人が出会ってしまった。
忠勝と足満が相撲をしてマウンティングしていたのだが、、
そこに他の武将や兵士達も集まって来て相撲大会になってしまった。
それから静子軍と服部半蔵と本多忠勝に付いてきた兵士達も参加。
そのおかげで何処かギコチナカッタ彼等も遠慮が無くなった。

そして三河武士達は、静子の軍の訓練の見学をする。
持久力を付ける訓練を静子から撤退の訓練だと説明された服部半蔵は、無駄だと言っていたが、、

継戦能力を考えたら有効だと説明される。
その重要性を彼等は理解しているのか疑問。

さらに徳川家と調整した結果。
三方原の地形調査を出来るようになった静子は、黒鍬衆と藤堂高虎(与吉)を現地におくふ

そして、信長は延暦寺の焼き討ちを行ったが、、
この時代の信長は延暦寺の僧の堕落を京で告知しており、延暦寺の焼き討ちの評判は「仏を騙る悪鬼を退治」したとなった。

勅命で堅牢な山城、浅井の小谷城の攻略する事になった静子軍。
合同に羽柴秀吉が来ており。

不安

小谷城を囲むだけで散発的な攻撃をしてお茶を濁している静子軍。
それを不審に思いながらも見守る羽柴軍。

そして、7日目。
静子は単騎で小谷城の門の前に立ち。
今から門を破壊するから危ないので退去してくれと言う。

それを浅井の兵は無視していたが、静子が矢を射ると門は大爆発して崩壊。

それから、今から突入するから武装解除しないと殺すと言うと、、

爆発で心の折れた浅井の兵はドンドン降って行く。
そして、何処でも好きな所に行っても良いと言うと、、
一部が城に行ってしまった。
でも、それが籠城する浅井軍に恐怖を植え付ける。
静子の狙いとは知らずに、、

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