漫画「戦国小町苦労譚 治世の心得(15)」感想・ネタバレ
どんな本?
戦国小町苦労譚は、夾竹桃氏によるライトノベル。
農業高校で学ぶ歴史好きな女子高生が戦国の時代へとタイムスリップし、織田信長の元で仕えるという展開が特徴。
元々は「小説家になろう」での連載がスタートし、後にアース・スターノベルから書籍としても登場。
その上、コミックアース・スターでも漫画の連載されている。
このシリーズは発行部数が200万部を突破している。
この作品は、主人公の静子が現代の知識や技術を用いて戦国時代の農業や内政を改革し、信長の天下統一を助けるという物語。
静子は信長の相談役として様々な問題に対処し、信長の家臣や他のタイムスリップ者と共に信長の無茶ブリに応える。
この物語には、歴史の事実や知識が散りばめられており、読者は戦国の時代の世界観を楽しむことができる。
読んだ本のタイトル
戦国小町苦労譚 治世の心得(15)
著者:沢田一 氏
原作:夾竹桃 氏
キャラクター原案:平沢下戸 氏
あらすじ・内容
感想
地味な展開だけど重要なことが進んでいる15巻。
虎視眈々と織田家を滅ぼそうと包囲している反織田連合。
そんな彼等が武力的に頼みの綱にしている。
武田家の主力、騎馬隊を倒す新型銃を分業制て生産している静子。
上杉謙信から静子を見て来いと言われて、静子の家に居着いていた与六(直江兼続)ですら解らないほど秘密裏に生産されていた。
それ以外にも、人工孵化させたシャケの稚魚の放流。
織田信長に石焼ピザと、シビと呼ばれて疎まれていたマグロを神経締めをして、その刺身を出したり。
それに御相伴に預かってホクホク顔な与六(直江兼続)。
スターリングエンジンを使ってのスクリューを装備した船の実験。
結構緊縛した実験だったけど、原作よりアッサリと終わらせている。
鉄を増産するための溶鉱炉を建築したり。
絹糸の生産工場で機械の破損が起こり、そのせいで生産効率が落ちているのを確認したり。
養殖した真珠をヨーロッパに売りつけようと、修道士達に接触したりと戦の準備以外も大忙し。
そんな多忙の中でも身内扱いにしているせいか、遠慮なく這い寄る織田家の人々。
そんな織田家の嫡男、奇妙丸の初陣式にも参加したりと色々あった後。
最後はみつおの妻、鶴姫(島津の姫)と織田家の女衆に子供の性別は男性側の問題であると説明し。
鶴姫が女の子を出産して15巻は終わる。
1番印象に残ったのは、静子の馬廻衆の前田慶次、可児歳三、森長可と与六(直江兼続)の飲み会。
あまりにも美味しい尾張の酒に溺れる与六(直江兼続)の幸せ大絶頂の後のオチに爆笑。
トホホな表情をしてる静子、幸せそうな顔して爆睡している与六(直江兼続)、上半身裸で倒れている可児歳三、正座しながら潰れている森勝蔵長可がいい味を出していた。
後頭部だけ写っていた前田慶次はどんな表情をしていたのだろうか?
しかも、4人で酒蔵の酒を飲み干したらしく。
温厚な静子から禁酒を言い渡されるとは、、
よっぽどだな。
それだけの事をした与六は、迎え酒を町で購入するのがなかなかに、、
そして、時期が来たらアッサリと帰って行くのが武士だな。
前田慶次とウマが合うらしいが、外見の年齢が離れているのにお互いに遠慮が無いのが、なんか凄い。
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