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『天元突破グレンラガン』と進化論とマイクロサービス

やっと年末なのか。もう疲れたよ。

元気というのは元になる気と書き、アントニア猪木が言うように『元気があればなんでも出来る』というより、元気がなければ何にもできないが正しい気がする。
まあ、そこで元気になりたいため、美味しいものを食べたり、楽しいことをしたりするのだが、限界で、仕事を辞めたいまである。
体調崩して休むのに、あらかじめ言って休めと言われ、頭がバグりそう。いついつ体調崩しそうなので、この日は休みます、とか明らかに無理なことを…
そんな訳で年末年始は何もせず、ゆっくりしようと思う。

グレンラガンは元気いっぱいのアニメ

元気がないからと言って、元気になるということはないけど、グレンラガンというアニメは元気に溢れた作品だと見るたびに思ってしまう。
ところで、YouTubeで同時視聴動画というものがあるけど、その配信者がアニメや映画を見て、そのリアクションを楽しむというもので、権利関係もあり、映像や音声はその動画に一切載らないので、その動画単体で見ると、なんの動画何だよとなる。なので、アマプラやネットフリックスなどの各動画配信サービスと一緒に見ることになるのだが、これがなかなかいい。
在宅で仕事するために買ったが、特に在宅ワークにつけた訳ではないので、無駄になりそうになった2枚目のディスプレイがしっかり役に立ってくれる。ディスプレイの数は多いのはいい。
同時視聴は一緒に動画を見ている気になれて、以前見た作品が新鮮になる。ついつい、グレンラガンとか何回見たかわからないようなアニメをもう一回見てしまったが、なかなか良かった。ラストシーンの寂しさを共有できるのはいいことだ。
部屋とワイシャツとわたしみたいなタイトルから、始めたこの記事もそろそろ本題に入ろうと思う。
グレンラガンはある意味で、生物の進化の一端を描いているように見える。ミトコンドリアの細胞内共生説というものがあるが、まさにグレンラガンのパワーアップの方法だ。ロボとロボが合体すれば、強く進化する。敵を取り込み大きくなる。ドリルが武器で螺旋力という力を使うのは、DNAの二重螺旋からの連想に見える。主人公の機体は二人乗りで、まさに二つ螺旋という構造になっている。

マイクロサービスと進化

生物とIT

生物は何かとITと類似性が高く、というより生物も巨大なフィードバック現象の集合体で、またシステムとして見れる。ちょっと遠くなるが、遺伝的アルゴリズムという機械学習の学習モデルがあるくらい親和性ががある。

webについて

ここで一旦webサイトを見るということを説明しておきたい。デバイスから、検索エンジンで検索して出てきたリンクを開くかURLを直接ブラウザに入力するかすると、URLに対応したサーバー内のファイルの場所から、サーバーからデバイスに文書、文字列をダウンロードしてくる。それをブラウザが読み取り、解釈して表示する。つまり、webサイトを作る、見るということはサーバーを介してコンテンツを共有しているということ。

システムの巨大化

ここ数十年でITシステムは巨大化してしまった。インターネットというかwebが生まれてから、世界中の多くのコンピュータがつながり、より機能が多いシステムが作られる。一人のITエンジニアの手に負えないレベルになってきて、チームでの開発、保守になってきている。またたくさんのコンピュータにつながることでセキュリティリスクや障害の発生可能性も尋常じゃないレベルに達している。
同じように巨大に進化した生物はなぜ破綻していないのに、ITシステムは破綻をきたしているのだろう?
単純にスケールアップの仕方を間違えてきたに過ぎない。昨今生まれたマイクロサービスの概念が解決の鍵だ。

マイクロサービス

マイクロサービスは簡単に言うと、各機能を小さいサービスとして分割、独立させて、必要なものを選択して利用するという考え方だ。
何が嬉しいかというとそれぞれで検品作業、IT業界でいうところのテストが容易になることだ。マイクロサービスとして独立した機能は独立しているがゆえに利用している他の機能とは入力値以外で、依存し合わないため、マイクロサービス単体でテストが可能です。
マイクロサービス以前は各機能が依存し合い、単機能では動くけど、組み合わせると動かないという問題が発生していた。
マイクロサービスアーキテクチャの導入で、組み合わせて動かないことが減った。マイクロサービスを導入したシステムの信頼性は各機能への入力値さえ、正しければあとは各機能のテストの信頼性に依存するだけなので、従来より一人のメンバーが担当範囲を抱え込む必要なく、分担が可能になった。また機能ごとのソースやテストの一つ一つのスケールが小さくなったため、AIにソースを作ってもらいやすくなった。

マイクロサービスと共生説

マイクロサービスは細胞内共生説に近い概念だ。各々小さい独立した機能の塊が一つの場所で動いているだけだ。細胞内の各部分、ミトコンドリアや小胞体などは互いに依存し合ってはいない。マイクロサービスは前述の通り各機能ごとに独立している点で同じだ。
なんとなくだが、こういうところでもI Tシステムと生物は似通っている。

ITシステムの未来

ここまで説明したら、ソフトウエアが今後どのように進化するか簡単に予想できる。いまや、GitHubや同様のサービス上や大企業の持っているサービスには多量の機能があり、それはマイクロサービスのように独立しているものがあるでしょう。それらを検索エンジンのbot並みに収集し、まとめて、AIによって分類するものがあらわれるでしょう。
そのデータ群を自動で組み合わせて、その膨大な組み合わせには有用なものがある可能性が高い。
現実の世界では、動物や植物で有用なものを人は利用しているが、ソフトウェアも機能の組み合わせから有用なものをさがし、利用するようになるのではないだろうか。
その時、各機能にはちゃんとなんの機能タグがついていると、プログラミング言語を知らなくても私たちはシステムを構築できて、発想のみでいろんなサービスという生き物を作るでしょう。

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