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フリーランス、何はともあれ、ここから始めよう〜一貫したブランド作りで認知度アップ〜

フリーランスで働くことの良さは、自分の専門分野に特化した仕事ができたり、副業として追加の報酬を得る事がきたり、働く場所の制限がなかったり、自由度の高い働き方を実現することで、企業組織の中で働くこととまた違った意味で刺激的ですよね。しかし、フリーランスといえども、お仕事の内容によっては、組織に所属していた時よりも多くの方とコミュニケーションを取らなくてはなりません。また、自らクライアントを見つけに行ったりする営業努力も必要になるケースがあります。

初めて「フリーランスをやってみよう!」と思った時、大抵の場合、業務内容は決まっているケースが多いと思います。しかし、マーケティングの視点から是非、「売れるフリーランス」になるために最初にやっておいて方がいいと思う事が1つあります。それは・・・

自分のブランドを作っておく

ということです。

「フリーランスなのにブランドなんて大げさな」「まだそんなレベルじゃないから」とおっしゃらずに、ぜひ、以下の3つのコンテンツだけでも作ってみてください。作業効率だけでなく、視覚的にもプロフェッショナルな度合いがぐっと増すはずです。

1. ブランドロゴ
2.
 ブランドカラースキーム
3. ブランドフォント

■ブランドロゴ

ブランドロゴは、そのビジネスのアイデンティティを形成します。自分のソーシャルメディアやホームページなどにロゴを載せることによって顧客にブランドを認識してもらったり、また、ブランドを覚えてもらったりするために大切です。また、ブランドロゴはブランド戦略の一部であり、ライバルとの差別化やクライアントとの結び付きを強化するためにとても大切です。Adobe Expressからも簡単にロゴを作れるサイトが用意されています。
Webサイトがある場合にはファビコンにもロゴを設定することをお忘れなく!

Adobe Express - ロゴ作成


カラースキームを上手く取り入れてブランドの視覚的な認知度を向上

■ブランドカラースキーム

1月は冬だから白を使って、3月は桜のピンク、7月は夏だから水色を使って・・・と、自分のSNSや広告、カタログなど、自分のブランドを表現するときに、その時の気分でデザインを決めていませんか?
ブランドのカラースキームは企業やブランドが使用する特定の色のことを指します。スキームを決めておくと、自分のブランドを表現するときに、クライアントやユーザーにどの部分のデザインを見てもらってもブランドとしての統一感が感じられ、認知度が向上します。

筆者がフリーランスを始める時、カラースキームを決めるのに使ったサイトはcolor-hexのColor Palettes Color Schemesですが、このサイトの凄いところは、好きなカラースキームが見られるだけでなく、RGBやカラーコード(Hex)の番号まで表記してくれるので、自分のブランドカラーを控えておくことができるところです。これで、今後コンテンツを作った際にチグハグな色調になったり、バラバラなイメージなってしまうことはありませんね。
英語版ですが、好きなカラースキームを選ぶだけなので、英語が苦手な方でも簡単に利用することができます。

color-hex - Color Palettes Color Schemes(英語)


例えばcolor-hexで”Hawaii”で検索した際に出てきたカラースキーム例。
右にカラーコードとRGB番号が表示されている

■ブランドフォント

フォントもブランドとして決めておきましょう。使用しているOSによって、入っているフォントが異なる場合がありますが、例えばGoogleなどのクラウドアプリであれば、OSに依存せずにフォントを決める事ができます。
筆者はGoogleで資料を作るとき、英数字はProxima Nova、日本語はSource Sans Pro、と決めています。Canvaでデザインする時には、それに近いフォントで英数字はMontserrat、日本語はSource Han Sansで作る、と決めています。英数字はシングルバイト、日本語用にダブルバイト、それぞれのフォントを用意して、必要に応じて使い分けています。

■フリーランスとブランディング

決して大きな会社組織に属している訳ではありませんが、フリーランスが自分のブランドを作っておくと、後々必ず訪れる「統一されたフォーマット」という点で仕事が楽になります。ですから、1つのマイルールとして、ブランドは設定しておくことをおすすめします。また、ブランドを作っておくことによって、クライアントに対して自分が本気でビジネスを行なっている、ということを示すことができますし、他の企業やフリーランサーと比較しても自身のアイデンティティを示す事ができます。そのことから、クライアントから信頼と信用を得ることができ、一貫性のあるブランドメッセージや品質の高いサービスを提供することで、クライアントから仕事の再依頼を受けたり、口コミで良い評価を得たりする事が可能になります。

何よりも、ブランドを設定することにより、マーケティングの効果を最大限に活かす事ができます。自分自身や自分の持っている製品・サービスを効果的にプロモーションすることができ、ウェブサイト、ソーシャルメディアプロファイル、ポートフォリオなどを通じて新規クライアントを獲得する手段となり得ます。

ブランディングを通じて、良い評判やブランドの価値を築き、ぜひ、継続的な仕事を確保していきたいですね。


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