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人の色んな側面についての話

今日はサボろうかと思ったんですが、書いておきたいことがあった。こんばんは。21時過ぎまで働いておりました。残業、ダメ、ゼッタイ。笑

最近はメリハリをつけて、コンディションが良い時且つどうしてもやりたいことがある日だけこんな時間まで働いています。年に1番の繁忙期だというのに残業時間は20時間程度に抑えられている…昨年の半分です。自分のスキルアップを感じます。お金は欲しいけど体調が大事、私に残業は向いていない。

心境の変化について

近頃、自分の仕事が新しいフェーズに入っていることを感じています。入社してもうすぐ2年、この2年間の猫ミーム動画を作りたいくらいには(作ろうと思って素材はダウンロード済w)色々あった。正直今も許せない人はいるし、みんな敵だバカヤロウ!という気持ちもある。私を複数回傷つけたやつは何人たりとも許さねえ!!自分のためにな!!はははは!!という信念をもって、殻に閉じこもってきたのだけれど、ここ数日様子が違うのだ。

いや、許してはならんという記事を書いたばっかりなんだけどね。人間だからね、心境の変化ってあるもんで。

組織がクソなことについては、先日偏屈な上長に噛みついた。あまり感情的でない私が結構怒った。2日間にわたって噛みついたら、最初は官僚の記者会見風に受け流そうとしていた上長も、私の気持ちを受け入れてくれた(ように見えた)信頼はしてないけど、何かが共有できたような気がした。今日はお互い目があって微笑んだりした。
何も変わらずとも、正しい対処だったと思う。組織の問題なんだからお前もお前もお前もお前もみーーーーんな悪いんだろうが!!!と周囲を睨み散らしていた時期もございますが、まあ問題意識のない人を睨んでもただの人相の悪い人と思われるだけですからね、然るべき人にキレる、これ大人。

もしそれで上長が私を面倒くさいと思ったのなら、その程度の上長なのだと思う。評価なんてクソくらえである。ただ、その日の夜には「もっと色んな視点から物事を考える必要があると思いました」との感想をいただいた。何か響いたのかもしれない、知らんけど。

分人主義のお話

人には色んな側面がある。組織の中に居る時にどう振る舞うのか。対友人としてどう振る舞うのか。対先輩、対後輩、対幼馴染、全部違う。こういう考え方は分人主義と言ったりもするとどこかで読んだ。多分平野啓一郎さんの本。

最近私はとても分人主義的な思考をうまく使っているような気がする。

①組織の中に居るこの人は大嫌いだけれど、良い人なのはわかってる。できるだけ仕事では関わらず、友人として良い関係でいたい。(先輩のこと)
②基本的に合わない。友人としては大嫌いだけれど、組織の中では素晴らしく頑張っているのを知っている、組織の中ではできるだけ協力したい。(後輩のこと)

ただ「許せない!!」と思っていた2人の人間を、最近こんな風に考えている。これはちょっとしたアップデートではないか?

ま、どの視点から見ても許せんやつはいますので、それは全方位的に関わらない方向で。コナンがCMに入るときの扉を五重くらいに閉めてガードしたい。

ギィ・・バターンいうてね

人を許すとはどういうことだろうか、とこの半年くらいずっと考えてきた。でもこの人の一側面的な考え方であれば結構楽かもしれない。怒りが生じてすぐにこんな考え方したら、こんなやつに良いところを探すなんて…と病んでしまうと思うので、自分に余裕ができてからの話だと思うけれど。
別の側面を愛せたなら、許せなくてもそれで充分じゃない?と思ったわけです。

平野さんの本もっと読まなきゃいけない気がしてきちゃった。
さて、明日もドライに働こうぜ。

■平野啓一郎さんの分人主義に出会った本はこちら、すごかった。

死んだはずの人間が生き返る「復生者」のニュースが世界各地で伝えられていた。そんな最中、土屋徹生は勤務先の会議室で目覚めるが、同僚から3年前に自殺で死んだと伝えられる。しかし、妻と息子がいて幸せな生活を送っていた自分が自殺なんてするはずがない、実は自分は殺されたのではないかと考えた土屋が自らの死の理由を追求していく

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