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留学経験なし、英文科でもない私がアラフォー?アラフィフ?で英検1級に合格した方法

今日の記事を書く前に、アラフォー、アラフィフの定義を調べてみましたが、はっきりした区分があるわけでなく、アラフォー?アラフィフ?と書いたのは、そのどちらに区分されるか微妙な40代半ばのことだからです。その次はアラカンというらしいですね💧

英検1級との出会い

新卒で働いたころ、仕事で「このままでのいいのか」と思い、転職を意識して、まずは資格?と思い、初めての英検を受けてみました。英語が好きな方でしたので英検準1級を受けてみたら合格!そこで気を良くして、じゃ、次受ける?と、書店で英検1級の過去問を手にした時の衝撃と言ったら...最初の語彙問題の選択肢に並ぶ単語、全部知らない...いや、こんな単語、普通使わないし、と速攻問題集を閉じて、英検1級の存在を頭から消し去りました。

なぜ挑戦しようと思ったのか

そして、それから結婚して、転勤を繰り返す中、四人の子育てに追われる日々。香港の駐在から本帰国して、初めての土地で、主人不在の中一人で子育てをすることに。海外駐在は、行くのも帰るのも、一種のパラダイムシフトです。自分のこれからの生き方のようなものを 考える節目がその分だけやってきます。子供達は受験期に突入し、学費もかかってくるし、家も予定外に買ってしまった、しかも、主人は単身赴任の2世帯状態だったので、生活費も余計にかかる。自分も家計の足しになるように仕事をしていきたいと思った時、当時15年間の専業主婦生活の自分に何ができるのか?と考えました。資格が評価される時代でもあったし、好きな英語を活かして仕事を考えるなら、やはり英検1級?と思ったのがきっかけでした。

現実は

試しに受けてみて、かなりのショックを受けました。これ、独学でどうにかなるものではないレベル、と思い、各種対策学校を調べましたが、驚くほど高額。今は自分のことに投資するほど余裕はないし...と、途方にくれました。

一縷の光が

そんな時、文科省の援助の元に、英語の観光ガイドの養成講座を県内の大学で開校しているのを知り、とりあえず応募してみました。私の期は倍率10倍越えでしたし、テストを受けた時、受かるとは思えなかったのですが、奇跡的に合格。同期はといえば、今までお会いしたことのないような方々で、普通の人が誰一人としていなかったのです。通訳、翻訳、高校の英語教師、商社で海外駐在をしてきた人、外資系でずっと働いてきた人、英語スクールで何十年も教えてきた人、ワーホリの経験がある人、英語以外の語学ができる人も珍しくない、学生さんがいると思えば最難関国立大学の外国語学部で、半年後に留学に行きます、というような人。なんなの、この集団?そして専業主婦の私がなぜここにいる?

最初の授業で、クラスの前で英語で自己紹介するのですが、もう、皆さんのあまりの流暢さに 激しく落ち込むとともに、私これからこのクラスで、毎日半年間、授業ついていけるの?との大きな不安に襲われました。

そんな方々、通訳ガイドや英検1級を持っている方は普通にいました。あまりの英語力高さゆえに、「それはこうじゃないですか?」と堂々と、教授の訳に意見する方もいて、私はただただ凍りつきました。

おそらく、ここに期せずして放り込まれたのが カンフル剤になったと思われます 。

仲間を持つこと

そんな恐怖と不安で始まった、大学卒業以来の、半年間のプチ大学生活。そうは言っても 気兼ねなく喋れる人もできてきて、一人が、「英検1級クラブつくって、みんなで1級とろう!」と言い出したのです。みんな各自、一度は1級を受けてみて、こりゃ、ハードル高いわ、と思っていたので、それに乗っかることになりました。しかし、何か一緒に勉強するわけではなく、受験して、その進捗状況を報告して互いに励まし合う、という目的のものでした。

1次試験の対策

まず、合格点を取るために、頑張ったら、どの問題でどれくらいは取れるようになるだろう、とだいたいわかるので、自分なりの得点パターンをつかむこと。これは以前書いたHSKでも同じです。リーディングなら長文読解は簡単に得点は伸びないので、ならば覚えたら得点できる単語問題の単語を覚えることで 得点を増やす。作文は、模範解答のような素晴らしいものが書けるはずがないので、お題の分野別に、自分なりのアイディアを用意しておき、あとは自分が書きやすい英語のパターンで文章を 減点されないように書くことを心がける。

リスニング、これもまた難しい。ただし、内容的にまだ聞きやす問題もあるので、そこを落とさないようにすること。あとは、とにかく音読をすること。

英検は、一次試験に合格することの方が難しいので、ここの突破を諦めずにすること。

2次試験の対策

1次試験の突破に苦しんだので、2次試験のチャンスは4回あるとはいえ、これ以上この苦行は続けたくない、との思いから、そして2次試験を4回目で通ったというクラスメイトから「本当に回を重ねるごとに、プレッシャーが半端ないからできるだけ1回で決めた方がいいよ」と強くアドバイスを受けたので、対策を熟考しました。

とは言っても高額な対策講座には通いたくない。ネットで探して、1級2次試験に特化した教材を見つけました。トピックは、政治経済環境教育のようにいくつかの分野があるのですが、分野別毎の回答の雛形が収録されていました。より洗練された言い方・単語であるとか、プレゼンのパターンを身につけるために、とにかくそれを何度も何度も音読し、完全コピーは難しいので、所々自分の言葉に変えて、時間を図って話せるようにしました。この時は、胃が痛くなりました....

最後のできうる対策は

クラスメートのアドバイスで、面接は行った順番だから(当時は)、できるだけ早く行った方がいい、面接官も、何度も何度も同じトピックについて聞かされると、疲れてくるし、飽きてくるから、と。それに順番を待つ間に緊張もしてくるし、と。

そこで、早くに会場に着きました。確か一番乗り!

おかげで?良い雰囲気のうちに 面接を終えることができて 合格しました。

その後

履歴書に書くと、やはり力を発揮してくれましたし、のちに縁あって英検の面接官をさせていただくこともできました。しかし、それを持っていること=英語講師が務まる、ということではないので、紆余曲折ありましたが、挑戦して、結果を得られたことは 確実に自信にはなりました。

まとめ

英検1級の合格するためには

1.なぜ受験するのか目的をはっきりさせる(これがしっかりしてないと挫折する)

2.自分の得点パターンを知る

3.仲間を見つける、合格した人からのアドバイスを聞く

4.とにかく地道に継続

”意志あるところに道は開ける Where there's a will, there's a way."


最後まで読んでくださり ありがとうございます。

Have a nice day♬


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