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怒りの感情を伝える『アサーション』というスキル

こんにちは!
湘南に暮らす心理カウンセラー 
美しく強く生きる女性のライフコーチ 
渡辺サヤです

昨日、我が家の坊主がユニフォームを忘れて、試合に出れませんでした。

平日週3回の送迎をしているうえ、時間の関係で、私にとっては諦めた仕事もありますので、いつも結構な感情を移入をしてしまう母でございます。
この、やり場のない怒りに苛まれ・・・
昨夜はのたうち回りました(汗)

でも、本当は私、自分を責めていたのかもしれませんね。
あと、我が子に「オマエ!もっと悔しがれよ!!!」って思っていました。

優しい性格の我が子を心配する気持ちや、不安に思う気持ちがあったのだと思います。

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さて、本日も『ココロノマルシェ』に寄せられたお悩みにお答えします。

ココロノマルシェとは
作家で、人気カウンセラー根本裕幸先生の弟子カウンセラーたちが回答する、無料お悩み相談掲示板です。
どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。

『感情を感じることを許した結果、それを表現してしまう』
相談者:Mさん

いつもお世話になっております。心の迷子の道しるべとして、たいへん活用させていただいております。

今回相談したいのは、感情を感じることとそれを表現することについてです。

私は幼い頃から姉との葛藤や両親を助けたい思いから自分の感情を抑えて、誰かを助けたり人と人を繋ぐという役割をたくさんしてきました。

私は愛されない、大切な人の1番になれない、私がいると迷惑になる
などの前提を後生大事に持っています。

この前提を変えるためにカウンセリングなども受けまして、感情を感じることを自分に許すということに取り組んでいます。

「感情を感じることと、それを表現することは別である。」と頭では理解しているのですが、実際には怒りや不安を感じたとき表現としてもそれが表出してしまいます。

夫の言動を、私の前提を通して見てしまって怒りや不安を感じることがあるのですが、その時自分には「不安だよね、そうだよねー、そう思ってもいいよ」と声をかけながらその気持ちを感じるようにしています。そこまではできるのですが、実際の夫に対しても不機嫌な対応をしたり、怒っているような口調で接してしまい、感情を表現としても出してしまうのです。

自分の感情は自分の中で処理をする、ということを完結できていないなぁ、と感じます。どのようにすれば感じることと表現することを別物として扱うことができるようになるでしょうか?何かアドバイスいただけると嬉しいです。

Mさん
ご相談頂きましてありがとうございます。
 
今までも、カウンセリングを受けたり、勉強されながら、自分と向き合ってこられたのですね。

Mさんは、何に対しても一生懸命に頑張る、頑張り屋さん。
 
「怒りの感情を感じてそれを外に出してしまう事に、強い罪悪感がある」

と、今回のご相談内容を聞いて感じました。
 
確かに「怒りの感情を感じるのと、人にぶつけるのは違う」というのはその通りなのですが、いつも完璧に出来る人は居ないので、たまにはご主人に怒りをぶつけてしまう自分を許してあげてください。
 
きっと、強烈な自己嫌悪に陥ってしまう時があるんだと思うのですが、そういったときは、逆に、旦那様に対して

「私を受け止めてくれてありがとう」

と愛を受け取って行くことが、パートナーシップの中では非常に大事になってきます。

「ごめんね」と「ありがとう」という気持ちがご主人に伝われば、問題ないですよ。

心の問題は、クセと一緒で直そうと思っても、なかなか直らなかったり、
急に変化するのも難しいので、少しづつ、変化していればいいと
ゆったり構えることも大事です。
頑張り屋さんの方は、ストイックになりがちで、どうしても完璧主義の部分が出てきてしまう時がありますが、「ご自分のペースで」取り組んでいきましょう。



 

さて、もうすでに勉強されているとは思いますので、Mさんのお持ちの知識と重複してしまうところがあるかもしれませんが、お話ししていきます。

怒りの感情というのは、大きいエネルギーですから、そんな感情を感じること自体、結構しんどいですよね。

ですが、「怒りを持つこと」「感じること」を自分に許可してあげるだけでも、怒りに対して楽に接することができるようになります。

逆に、怒りに限らず、感情は、抑圧すればするほど、出てきたときには一気に噴き出します。
空気が入ったボールと一緒で、ぎゅーって抑えれば強い力で跳ね返ってきますよね。それと一緒です。

怒りを自分にどこかで禁止してしまうと、感情を感じた時に、自分を嫌悪したり、また、人にぶつけてしまうと、そのあとで強い罪悪感を感じます。

***

例えば、大事な約束を忘れられていて、強い怒りを感じたとします。

その怒りに対して、紙に書いたり、カウンセラーや友達に話したりすることで、少し感情が落ち着いた時に、改めて怒りの感情に向き合ってみると、

「どうしてあんなに怒ったんだろう」

と冷静に考えられるようになると思うんです。

すると、本当は

「大事な約束を忘れられていて悲しかった」
「私自身のことも、ないがしろにされたようで、傷ついた」

といった本当の気持ちが自分で見えてきます。

伝えなければ、いけないのは、この本当の気持ちの方で、伝えるときに、

事実 + 私は……な気持ちになるので + お願い( …してもらえませんか?)

を心がけるようにすると、相手も自分を傷つけずに、マイナスの感情を伝えることが出来ます。

これは、アサーションというコミュニケーションスキルになります。

自分も相手も大切にした自己表現なので、自分の気持ちや考えを正直に表現する方法です。 

逆にアサーティブではない例としては、「どうせ言ってもわかってもらえない」と、自分の殻に閉じこもる。
または、相手を責めたり怒ったりして攻撃的になることになります。

Mさんにとって、今はアサーションという対人関係のスキルを身につけるトレーニングをしている最中なんだと思います。

スポーツと一緒で、すぐに結果は出ないかもしれないけれど、練習を続けるうちに、少しづつ上達して来るはずです。 

時にはご褒美を与えたり、楽しむ余裕を持って、自分の心と上手に付き合っていただければと思います。    

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