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播磨陰陽師の独り言・第百六十三話「ハワイの思い出」

 かなり海外へ旅行していますが、仕事以外で海外へ行ったのはハワイくらいじゃないかなぁ。もう十年以上も前のことですが、妻の兄の結婚式でハワイへ行きました。ハワイへ行ったのは後にも先にもその一度だけ。また、仕事以外で外国へ行ったのもその時だけでした。
 海外へはかなり行っています。
 ヨーロッパは、フランス、ドイツ、オーストラリア、スイスなどへ。アメリカはシリコンバレーを中心にウンザリするほど行っています。インドやネパールにもニュージーランドにも行っています。
 ハワイは唯一の気楽な旅行でしたので、特に思い出深い場所になりました。
 義兄の結婚式は身内だけの出席でした。結婚式が終わるとしばらく自由にハワイに滞在しました。ハワイに行くなど考えられもしませんでしたが十分に堪能しました。
 観光潜水艦に乗ったり、浜辺で泳いだり、バスでパールハーバーにも行きました。中でも面白かったのはガンシューティングでした。実弾の射撃は日本国内では体験することが出来ません。
 武術はもう50年以上もやっているので、真剣や日本の武具は自在に使えます。しかし、唯一、外国の武器は本物に触ったことすらなかったのです。アメリカへ出張していた頃は、ゲーム開発に忙しく過ぎて、どこかでガンシューティングをしている時間などありませんでした。
 ハワイだけは気楽な旅行だったこともあり、ようやく念願の銃に触れたのでした。
「銃はどれが良いですか?」
 と言われたので、
「あるだけ、全部の種類を撃たせて下さい」
 と言いました。オマケ付きのお菓子の大人買いの気分でした。
 すべてと言ったので、かなりの金額になりました。そんなことは気にしていません。憧れの本物の銃を心行くまで撃ち尽くしました。
 中でも気に入ったのは軍用の9ミリベレッタと警官用のグロックです。両方とも操作がしやすく反動も少ない撃ちやすい銃でした。
 全部と言ったので44マグナムもありました。44マグナムとはS&WのM44と言う銃で、映画「ダーティハリー」で有名になった銃です。この銃はさすがに大きく、反動も強過ぎて、撃った後、手の平に青アザが出来てしまいました。
「アメリカ人は、よくこんな反動の大きな銃を、片手で操作するものだ」
 と、少し関心しましたのを今でも覚えています。また、ハワイに銃撃ちに行ってみたいなぁ。

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