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#8 うつ病になってできなくなったこと 

タイトル通り、うつ病になってからできなくなったことがある。前に読書が以前よりもできなくなった、という話を書いたが、今回は、それよりも日常生活に身近なものについて書いてみることにした。

うつ病になると、記憶力、判断力、集中力が低下するそうだ。(と、主治医に相談したときに聴いた。)

とはいっても、少しずつそれも回復したりまた戻ったりを繰り返しているのだが、特にうつ病が辛いと感じたときに、どういったことができなかったりするのか、体験談として書いておこうと思う。


  1. 新しく覚えられない、忘れやすい
    うつ病になるまでの記憶はそれなりにあるのだが、うつ病になってからは、新しく何かを覚えるというのがとても難しくなったと感じている。資格の勉強や、英語のような語学だと、特にそう感じる。
    あとは、人の話もなかなか覚えられず、数分前に聴いた話ですら、「なんだっけ?」となり、検索をしようと思っていた事柄があっても、検索エンジンを開くと忘れていたりする。

  2. 簡単な計算ができない
    7+8だとか5+28、3×9だとか、暗算でできそうな計算であっても、なかなかできない。できたとしても、時間が以前よりもかかるようになった。掛け算については、九九を少し忘れかけたり、「そもそも今覚えてるものって、合ってるの?」という気持ちになったりする。
    スーパーの値引きなどの計算も時間がかかるが、なんとなく電卓には頼りたくない自分もいる。まだまだやれるぜー!と足掻いているだけかも。

  3. ひらがな、カタカナ、漢字を忘れる   
    「あ」の書き方を忘れたり、簡単な漢字も読み書きを忘れる。書けたと思っても、なんとなく合っている気がしない。何が間違っているのかわからない。
    自分の記憶が頼れないというのは、こんなに辛いのかと思わされるのは、こういった文字関係が多い気がする。きっと、使用頻度が高いからかな。

  4. 話が頭に入ってこない
    誰かの話を真面目に聞いていても、『単語』は聞き取れるが、『文章』としては理解できないという状況になる。知らない言語の聞き取り試験を受けている気分になる。
    加えて、読書のような『読む』場面でも同じようなことが起きて、『単語』はなんとなくわかるが、『文章』となると「うむ、読んでみたが、何の話やら?」状態である。


こんな風に、うつ病になるとできなくなることが増える。


ただ、一時的なもののようで(と、自分は思っている)よく寝て、食べられそうなときは無理ない範囲で食べる。朝はカーテンを開けて日光を採りいれてみる。ストレスを溜めない!軽く運動ができそうならしてみる、好きなことをする!無理はしない!(ここ大事だYO)を心がけていると、心の余裕が戻り、活動のベースとなる体力もついてくるので、そのときはできないと感じているものも、本当に少しずつだが改善してきてできるようになっている。

少し進んで、少し戻って、また進んで。そんなことの繰り返しだが、うつ病になって1ヶ月目あたりと半年ほど経った今を比べてみると、成長していると感じる。

だから、どうか何もかもを投げ捨てたり、諦めない自分でいたい。
辛い辛い辛いと思うことばかりで、楽しいことのほうが数にすれば少ないのかもしれない。
それでも、少しずつ進んでいけると思う。
仮に今がどん底なら、這い上がれる!大丈夫!

失敗してもいい、恥をかいてもいい、泣いてもいい、立ち止まってもいい、けれどどうか後悔ない生き方をしたい、する!
面白く生きようね!

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