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人の価値観を軽視していないか

・価値観の違いってなんで出るんだろう?
・誰にだってある価値観の違い
・価値観の違いをどう捉えるのか

「一緒にいる時間が長いから」
「好きだから」

他にもいろんな理由が
あるかもしれないけれど
関わる人や一緒にいる人との
”価値観”のちょっとしたズレが
少しずつ辛くなる時がたまにある。

今回は
”価値観”という言葉に
縛られすぎてしまっているあなたへ。

「自分だけ?」
「周りと同じじゃないから変かな」
なんて悩んでいるあなたに
届きますように。


そもそも価値観ってなんなんだろう?

同じ家庭で育ち血を分けた親子でも
兄弟や姉妹でも、
価値観の違いって
でてきますよね。

わたしは6歳・10歳離れた妹がいます。
わたしは出戻り(言い方)だし
妹たちもまだ実家に住んでいるので
生きている年数で言えば
比較的長い時間を一緒には過ごしてますが

三者三葉。
本当に価値観が違います。

つまり、
赤の他人である
これまた言い方
友達、好きな人、関わってくれる人etc
と価値観の違いを感じるのは
当然のこと。

『価値観とは、何に価値があると認めるかに関する考え方。価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方。ものごとを評価・判断するときに基準とする、何にどういう価値がある(何には価値がない)、という判断。

Wikipedia

言葉の意味としては
理解しやすい
(さすがwiki先生)

でもそれを日常生活に当てはめてみると
”価値観”って以下のような感じがします。
(あなたはどうですか?)

  • 自分が共感でいない相手の言動

  • 自分の気持ちとは反した相手の行動

  • 同じ物事に対する重要性の感じ方

他にもあるんだろうけど。
わたしはこの3つが大きいかな、と
感じていて。

つまり”価値観”は
「自分にとって」
心地の良い(都合の良い?)
考え方
、なんじゃないかな、と。

価値観の違いが生まれる原因

価値観の違いはなぜ生まれるんだろう?

きっとそれは
自分にとって心地の良い考え方が
「人の数だけ」あるから。

好きな食べ物、好きな音楽、好きな場所
物事に対しての考え方、行動の仕方…

好きなものを押し付けられるのは
ちょっと不快に感じることがあるように
(もちろん不快じゃない時もあります。
それが好きになる
1つのキッカケの時もあるから)

心地よい言動を押し付けるのも難しい。

相手にとって心地の良い言動の範囲が
自分にとって心地の悪い時に
価値観の違いに
ストレスや怒りを感じる気がします。

起こりやすい価値観の違いはなんだろう?

対人関係において
(これは身近な家族においてもそう)
起こりやすい価値観の違いは
たくさんあると思いますが
今回はわたしが感じたものを
数個PIC UPします。

➊金銭感覚
➋衛生面
➌子育て
❹仕事
➎家事
❻趣味など

➊金銭感覚

金銭感覚って難しいですよね。
何にお金を使うかって
結構自分の心地良さが
前面に出てしまうから。

例えばわたしは
「時間」と「経験」に
お金を使う傾向にあると思います。

例:)下道で行けば30分で
お金をかけずに買い物に行けるけど
630円払って
15分で行く選択をする、とか。

でも一緒に住んでいる家族は
「時間はかかってもいいじゃん!
その630円分違う何かを買おうよ」
っていうスタンス。

どっちのスタンスも
間違ってはないと思うんですよね。
要は「その選択をした理由」が
大事だったりする。

例に沿って話すと
なぜわたしが「時間」に
お金をかけるか、というと
早く着いて用事を済ませて
帰路につくことで
その後の自分の行動に
”余裕”を持たせたいから。

家族と意見が分かれるのは
「選択した理由」が
違うからなんだな、と思います。

➋衛生面

これは前夫と暮らしている時に
揉め事の理由になった1つです(笑)

家に帰ってきた時に手を洗わない
人が使ったバスタオルをまた使い
それを何日も使おうとするなど
不快に感じる衛生面の違いがあると
不満の原因(いやむしろ怒り)
になることもしばしば。

➌子育て

子どもの習い事に対する意識や
勉強に対する態度が違うと
意見の食い違いが起こること
ありますよね??

わたしは子どもの時に
月月火水木金金みたいな
毎日習い事、
の生活をしていて
(オルガン、英会話、塾
バレエ、習字、テニス…)

自分で選んで習いに行ったのは
「習字」だけだったんですよね。
そして最後まで続いたのも
「習字」だけだった…
(習字は7年行ったし
いまだに行ってよかったと思える
習い事の1つでもあります。)

あとの習い事ですか?
母が見に来ていたものは
早々と辞めさせられました(笑)

バレエは
「四股を踏んでるみたいだったから」
テニスは
「真面目さを感じなかったから」
とかの理由で。

子どもが自発的に
やりたい習い事をさせたいわたしと
なんでもいいから経験させたい母。

育った環境で教育方針は
がっつり変わるんですよね。

パートナーと揉めたとき
表面上の衝突になっていませんか?
相手の「子どものころ」の経験を聞くと
お互いに
歩み寄れる部分もあるかもしれません。

❹仕事

「嫌ならやめればいい」と
考えるわたし。

なんなら
わたしはこの3年で
自由な働き方にシフトしてきたので
自分のペースが乱れると
少しストレスを感じることもあります。

「子どもがいるんだから仕事は
しないほうがいんじゃない。
寝てからでもできるでしょ。」

「土日は家族時間なんだから
あまりPCやスマホは触らないように」

と考える相手だった場合
(仕事に理解ができるまでは
家族からわたしがよく言われてた言葉…)

これまたお互いの言動に
不満を感じるかもしれません。

➊の金銭感覚の時にも書きましたが
これも
その選択をした理由」が
大事な気がします。
あとは子どものころの背景とか。

➎家事

我が家は仕事はわたし
家事は母と祖母が手伝ってくれます。
子育てはみんなで、というスタイルです。

「仕事は〇〇がして当たり前」
「家事は〇〇の担当じゃん」
なんて無意識に思っているのかもしれません。

けどどっちの活動であっても
お互い疲れているのには変わりない。

日々のストレスは不満につながりやすい。
自分の心地よい行動が分かっているなら
擦り合わせは重要ってこと。

❻趣味

「あれがしたい!」
「〇〇に行きたい!」と思っても
相手が乗り気じゃない
自分が好きじゃないのに
毎回付き合わされる…はさすがに
不満の原因にはなるよね。

ちなみに我が家は
母と私は大のお酒好きなので
酒蔵巡りだったり
ワイナリーに行ってみたりするのが
大好きなのですが…

他の家族は点でダメ!(笑)

去年母と2人で北海道に行ったときにニッカの工場で
朝9時からウイスキーを6種類試飲した(笑)

お互いに趣味が違う、と割り切れたら
全然いいんだろうけど
そう思えない場合は
窮屈に感じてしまうこともきっとあるはず。

自分にないものがある、と
捉えれればプラスになる場合もありますけどね。

わたしの場合は去年まで
「怖いし、泳げんからできんな~」と
思っていたスキューバダイビングは
仲良しのお友達と信頼できる人のおかげで
始めてみたらめちゃくちゃ楽しかったので
”趣味”のひとつに追加しました。
(今年は潜れんかったけどね~)

人生でやったことないと思ってたら
部屋を片付けていると
小6(12歳のころ)に
プールで一度体験ダイビングしてたそうな(笑)

価値観の違いで変わる人間関係

価値観の違いを許容できない状態が続くと
どうしても人間関係は変わってきます。

価値観の違いで離れる人間関係でいうと…

➊お互いあるいは一方が歩みよれない
(聞く耳を持とうとしない)
➋無理なものを無理と伝えられない
➌お互い”別人”として認識できない

があるのかな、と思います。

お互いあるいはどちらか一方が
相手を尊重しようという
意思がない場合
人間関係が成り立たなくなることは
当たり前のこと。

「自分の価値観が大事だから」
その気持ちは痛いほどわかります。

けど、自分の心地よいを守るために
相手が合わせるのが当然だと考えがある人とは
歩幅を合わせることは難しいですよね。

相手への配慮がないことや思いやりがないことと
「意志が強い」ことは全然別の話。

どうしても反発しあう意見になるのであれば
お互いに折り合いがつく場所を
見つける必要があるはず。

それができないなら
離れるしかないのかもしれないですね。

そしてどれだけ
「価値観が似ている!」
「この人と一緒にいると楽!」
「いる時間が長いからわかるはず」
なんて思う人だからといって
お互い違う環境で生き
それぞれの経験をしてきています。

相手が別人であることを認められないと
相手の言動にイライラいたり
不満を感じたり、疑問を感じるのは当たり前。

相手が違う意見を持っていて
当たり前であること
自分とは違う人間であることを
念頭に置いたときにどうしても
相手の言動が理解できないのなら
これまた離れるしか
手段はないかもしれません。

価値観の違いの乗り越え方

価値観が違うのは仕方がないと
わかっていても
感情がついていかないことはあります。

相手が違う価値観であり
全くの別物であることを認めれても
不満やイライラがないとは限りません。

わたしがこの1年で感じた
価値観が違ったときにどう考えるように
なったのか、をまとめてみました。

➊価値観を作った理由を知る
➋腹を割ってちゃんと話す
➌我慢しているのは自分だけと思い込まない

➊価値観を作った理由を知る

価値観は、
育った環境や経験より作られています。

例えば、
「昔親の酒癖が悪かった。
だからお酒を飲んでいる人にいいイメージがない」
という考えがあるとき。

お酒を飲む人(量が多いとかね)が
嫌いな理由は
「昔親がお酒を飲むと、飲んだ後に
必ず文句を言われて育っていたから
お酒にいいイメージがない」からだとして

そのような過去がわかれば
お酒に対する抵抗感も
理解できるようになるかもしれない。

ちなみに我が家は
母がお酒を取り扱う仕事をしていたし
お酒の場で仕事を進めていくようなことを
していたのもあり
お酒に対する抵抗は少ないのかな、と
思ったりもする。

その価値観を形成した原因を知ることは
お互いのことを理解できる
きっかけになることもある。

➋腹を割ってちゃんと話す

お互いの価値観を開示して
違う価値観を楽しめないのか
どこまで理解できるのか
どの程度なら折れることができるのか

徹底的に話し合うといいと思います。

この時点で大事なのは
まず話を聞く余裕を持つこと。
話をしてみないと
わからない部分もあるから。

だって一方が
話し合いに積極的になれなくて
明るい未来のために動くことができないなら
乗り越えることは絶対できない。

お互いが大切にしていることは何なのか
何をどうして譲れないのか
心の内を見せ合うことは大事
ですよね。

➌自分だけ我慢していると思わない

「普通に考えて」「常識的に」
って、どれが基準なんでしょう?

計りようのない価値観を
押し付けるのではなく
お互いにとっての
希望が通らないことにより不満があること
をちゃんと認識すること。

人間関係で価値観の違いを感じているとき
我慢しているのは
自分だけではないことがほとんど。

お互いがお互いの価値観で意思を伝えて
どんな感情でいるかを
確認できるといいですよね。

最後に…

価値観って言葉が知られるように
なったからこそ
ちゃんと「価値観について知る」ことは
すごく大事なことだと思います。

あなたはあなた。
わたしはわたし。

みんな違ってみんないいんですから。

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