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60で自然体になるー孔子の論語から

孔子(紀元前551年-紀元前479年)は、中国春秋時代の思想家・教育者で、儒教の創始者。道徳や政治の理念を説き、仁・礼・忠・孝を重視。『論語』は彼の教えを記録した書物。

WIKIの200字説明。その昔、孔子が年齢ごとに達成した精神的な成長や理解を示す言葉を引用して考えてみる。

三十にして立つ(さんじゅうにしてたつ)
 ー 30歳で自分の立場を確立した。
四十にして惑わず(しじゅうにしてまどわず)
 ー 40歳で迷いがなくなった。
五十にして天命を知る(ごじゅうにしててんめいをしる)
 ー 50歳で天命を知った。
六十にして耳順う(ろくじゅうにしてみみしたがう)
 ー 60歳で他人の言葉を自然に受け入れることができるようになった。

孔子『論語』

孔子の時代は人生わずか50年。60歳以降まで生きる人は稀であっただろうから、現代の100歳時代に引き延ばして多少変えてみた。大体40%増しにする野心的なアタクシは目標寿命102歳、健康寿命100歳ですの。

30歳にして立つ ー 30歳でついに自分の立場を確立した。30歳だとまだまだ若い感もあるけど学校を終えて10年ぐらいすると仕事モードになって社会人化する。結婚するかも、しないかも、でも気持ちは寅子。

40歳にしてにして惑わず ー 迷いがなくなる。この頃は付き合う人も仕事人が中心になるし、子供もまだまだ言うこと聞いて可愛い年齢だったりすることも多し。

50して天命を知る ー 50歳でこれは私的解釈だと『サラリーマン仕事なら大体どの辺りが上限かわかった』ということ。自営を続けてきた方はこの頃は顧客も定着して安定した頃の人が多いかも。人生の悩みや迷いは多い。一般男性でこの頃に勘違いモテ期を経験して頂き系の若い女子に惑わされて身ぐるみ剥がされる御仁も多い気がする。。

60にして耳従う ー 数多くの経験を積み、欲望というものも少なくなり、比較的余裕が出てきて他人を受け入れる余裕も出てくる。自分が、そして周りが役職定年。昨今では最もホットな「どうする?GOする?どこまで働く?」の天命を探り始めるお年頃。その人個別の状況、親介護とか孫生まれるとか人それぞれ新しい要因が入るので「わたしは残りの人生どうやって生きてく」的な天命を知りたい私探しの旅に出る頃。自由な時間も増える。

おまけ
70にして耳順う(ななじゅうにしてみみしたがう) ー この頃はチャレンジとかの外向きではなく健康状態に気を使う内向きな内省に入るので、他人の言葉を受け入れるというより「聞かない」ほうが多いんじゃないかと思う。後5年で前期高齢者。医者の態度も変わってくる。

老人マダムの放言になってしまった感あるけど、私も自分探しの旅ちゅう。

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