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経営学で社長の手の内を知れば、会社員生活は円滑!?

「売上目標を上乗せしてし続けて、果たして達成することは可能なのか?」
「利益率はフォーカスしなくていいの?」

会議で数字の報告を聞きながら、営業職でない私はそんなことを思っていました。目標にするからには、その裏付けがあるでしょう、きっと。でも、いくら業績が好調だとして、そんなに拡大し続けることができるものなの?と。

そんなモヤモヤの解決のヒントになったのが、「経営学総論1」という科目でした。大学に編入し、初めて取り組んだ科目です。
大学といっても通信課程のため、多くの科目は①指定されたテキストを読み込み、②リポートを提出し、③単位修得試験を受ける…という流れで学びます。

「経営学総論」は、経営学にあるさまざまな分野から「実践的な経営の場面で活用されている理論・ノウハウ」を取り上げています。学習目標は「企業経営者が日常使っている専門的な概念を、正確に理解できる」。※一部大学のシラバスから引用

「経営学総論1」で学ぶこと

経営学総論には1と2があり、「経営学総論1」では、3つのテーマが設定されていました。

〈1〉経営戦略(競争優位を築く基本戦略と業界分析手法)
〈2〉広告・マーケティング(マーケット及び製品特性の分析と広告・流通戦略)
〈3〉ビジネス思考と交渉の理論(ロジカルシンキング及び営業交渉ノウハウの理論と実際)
――― 大学のシラバスから引用

指定テキストを読み終えて思ったのは、「知っている方が、会社員生活をスムーズに送れそう」ということ。
というか、みんなこれくらいのことは基本なの? 私は声を大にして言いたいですね。「もっと早く知りたかった!」

経営戦略の考え方や事業サイクル、交渉はセンスではなく理論があること。自分の業務が会社(広くは社会)でどのような役割を果たしているか。会社や経営陣や上司の手の内(言い方!)など……。そして何より、実務での疑問や感覚的なものが、理論としてわかったこと! 勤務先のモノサシではなく、経営学というスケールで確認できたことは大きな収穫でした。

今だから考える“うまくいく買収とは?”

以前、勤めていた会社は、畑違いの会社に買収されたことがあります。企業文化が全く違い、それはもう混乱の極みでした。新しい上層部が発信することには、みんなそろって「何もわかってない」「言い方が感じ悪い」などなど言いたい放題、被害者意識が強まるばかり。

「経営学総論1」を終えた今、買収をうまく使う方法はなかったのか?と、感じています。買収した側は傘下の社員に寄り添う姿勢を見せる、新しい方針の理由を明確かつ共感できる形にするなど、“買収は会社が良い方向に変わるために必要なコト”と、強く印象付ける必要があったはず。そして、買収された側(私たち)も経営状況を冷静にとらえ、買収した会社の知識や人脈を利用するくらいの気概があるべきだったんです。そういう点では、会社の“数字”を読む最低限の力は必要。しみじみ。

こういったことはテキストを読むだけでも理解できます。となると、“大学で学ぶ必要はあるのか?”という話になるのですが(苦笑)、リポートを書く作業で視野が狭くなっていることに気づいたり、担当教授のコメントを見て「うわ、理解軸がずれていた!」とわかったり。アウトプット、やっぱり大事です。

学びの記録

【テキスト】グロービズMBAマネジメントブック(改訂3版)/ダイヤモンド社/2,800円+税※うち、第1部「経営戦略」、第2部「マーケティング」、第7部「ゲーム理論・交渉術」が範囲
※メルカリで1,780円で購入(売上を使ったので費用負担なし)
【期間】テキスト学習からリポート提出まで2カ月(ザッと読んでから、ノートにまとめ)
【評価】A(新型コロナのため単位修得試験はなく代替リポート)

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