緒花 -ohana-

アーティスト(演劇.絵.写真.文.化粧.livepaint.被写体..)/お仕事は舞台…

緒花 -ohana-

アーティスト(演劇.絵.写真.文.化粧.livepaint.被写体..)/お仕事は舞台音響家 #花藍堂 #FtX #発達障害 #精神疾患 #tiktok #Instagram →@karandou

マガジン

  • Noisy Bloom

    緒花(https://mobile.twitter.com/ohana_sama)企画の芸術創作&表現活動名義『Noisy Bloom』の活動報告。

  • #とある徒花の一生

    おはなのおはなし。

  • #花藍堂粧戯画帖

    変身の記録と物語

  • #寝物語シリーズ

    短篇集

最近の記事

  • 固定された記事

「冀祷ーhope prayerー」

ーーーーーーー 「直也はさ、卒業しても写真…撮り続けるの?」  大学時代、付き合っていた彼女からそんな事を言われたが、青年は一瞬手を止め「写真で食ってく自信はないから……趣味で続けようと思う」と返した。 「そっか」と彼女は少し寂しそうな顔をして呟いたが、青年はその表情に気付かない振りをしてシャッターを切った。  それから青年が大学の4年生になった頃、まわりが就職していく中、青年の焦燥感と社会への不信感は募っていた。  そうして、ようやく就職先が決まったのは年もそろそ

    • 写真家活動再開について

      どうも、緒花です。 この度…コロナ禍故の経済難の為、ライブアートパフォーマーの活動に専念する為に控えておりました写真家活動を再開する事にしました。 現在、リタッチが簡易的なものかつ、全部の写真をリタッチは難しくなっており…舞台スチルなどは、ほぼ撮って出しとなります。以下の価格表は2021年度の値段であり今後、多少の変更がありますので…その旨ご了承頂けますと幸いです。 ①舞台スチル     15,000円〜/U-22 10,000円 ゲネ写真やライブの撮影をさせて頂きます

      • 緒花の活動録一覧(随時更新)

        2009年より舞台音響家として活動。 2012年よりNoisy Bloomを旗揚げ、現在に至る。 その間、写真家や画家としても活動。 Noisy Bloomでは作・演出だけでなく全作品のチラシ素材の作製も行っている。 2021年より本格的にライブアートパフォーマーとして活動を始める。 現在は、映像監督なども勉強中。 創作の手段はそれに最も適したものを選び組み合わせるスタイルなので、様々な形で自分の思い描くイメージを具現化する為、日々…その創作方法は変化していく。 ●Nois

        • 近状報告などなど

          どうも、緒花です。 皆さん、コロナ禍ですが、如何お過ごしですか? 私は、それなりにやってます。 この度、私…緒花は「ライブペイントパフォーマー」として表舞台に立つ事に相成りました。 勿論、今まで通り生業としての音響は辞めません。 ですが、此処で長い事…裏方メインで生きて来た私ですが、表舞台に立つ…という事を選びました。 初めてお会いする業界の方にも「演者はやられないんですか?」だとか言われる事に何でだろう?と疑問だったのですが、最近気付いた…自分は派手で目立つのだと

        • 固定された記事

        「冀祷ーhope prayerー」

        マガジン

        • Noisy Bloom
          1本
        • #とある徒花の一生
          5本
        • #花藍堂粧戯画帖
          2本
        • #寝物語シリーズ
          7本

        記事

          無事、退院。

          前置として、僕は発達障害(アスペルガー症候群とADHDの複合型)で、小さい頃からいくつかの精神疾患も併発していて精神障害者手帳2級。中学の頃に発達障害だと診断を受けてから今に至るまで、投薬治療を続けています。 (発達障害については、追々ちゃんと書きたいと思います) さて、ここから先は、少々ネガティブかつセンシティブな内容となっておりますので、大丈夫な方だけお読み下さい。 ここから先は聞いた話と混ぜながら。 1度目の入院は二十歳の時、仕事のトラブルで発作が起きて(ここから

          無事、退院。

          +3

          『ひつじのペコラ』

          『ひつじのペコラ』

          +3

          緒花がなんか始めるってよ。

          どうも、緒花です。 コロナ禍、如何お過ごしでしょうか。 この度、ずっと構想を練っておりました… 「絵本」の創作を始める事にしました! こんなご時世、こんな僕に何が出来るだろう?日々、そんな事を考えておりました。 小さい頃から絵を描いて来て、何かいつか、形にしたいと常々考えて降りました。 少し前に母親の知り合いのイラストレーター兼、絵本作家さんにお話が聞けるとの事で、ポートフォリオを抱えその方の個展にお邪魔して来ました。 「絵本を創りたいです。ですが、どうしたら良いか分か

          緒花がなんか始めるってよ。

          『好き』と言える勇気

          どうも、緒花です。 noteにお引越ししてからの久し振りの投稿です。タイトルだけ見れば恋愛の話? と思われるかも知れないけど、違います。 「ファッション」の話です。 今日はある意味、愚痴!っていうか弱音! 嫌な人はブラウザを閉めて!でも、良かったら少しの間、お付き合い下さい。 (⚠️弱音吐いたり、開き直ったり情緒が不安定です) 僕、普段から世間一般的には個性的と言われる分類の装いをしてるみたいです。 服装、髪型、ピアス、メイク… 自分では好きな格好をしているだけなので、

          『好き』と言える勇気

          僕は「欲張りさん」

          (※以下の内容は、2019年4月6日に書いたブログ記事の再録です) どうも、緒花です。 Twitterでもご報告しましたが… 最近、念願の三味線を買い、正式に津軽三味線を習う事にしました。 いえーい。どんぱふ。 ご縁があって、素晴らしい先生と出会う事が出来まして…そのまま三味線も良い品を安くで手に入れる事も出来、どんどんご縁が繋がって行った結果、長年好きだったものを手に入れる事が出来ました。 三味線は去年死んじゃった爺様の法名から頂戴して「精覚(しょうかく)」と名付けま

          僕は「欲張りさん」

          「所詮、この世は見世物よ」

          どうも、緒花です。お久し振りです。 劇団ブログはAmebaで、僕個人の記録はnoteをメインにしようと思います。目指せ!毎日投稿!…とは言えませんが不定期とは言えど、もっと積極的に発信して行けたらと思います。 ご興味あれば読んで頂けますと幸いです。 (※以下の内容は、2019年3月31日に書いたブログ記事の再録です) さてさて、明日はエイプリルフールであり新年度。あと一ヶ月で平成も終わりますね。 そんな折に、ふと…140文字に収まらない想いを綴る為に個人的にブログを立ち

          「所詮、この世は見世物よ」

          +11

          『白狐の妖と娘の御話』

          『白狐の妖と娘の御話』

          +11

          『薔薇を、君に』

          お題「一万本の薔薇の中」 少年は花屋の女店主に頑張って貯めたであろう小銭だらけのお金を差し出し百本の赤い薔薇の花束をオーダーした、女店主は微笑みながら「誰かにプレゼントするの?」と聞くと、少年は彼女を真っ赤な顔で見つめ小さな声で「貴方に」と答えた。それを聞いた彼女は、驚いたが、そっと一万本の薔薇の中から白い薔薇の小輪を取り出し彼に渡した。 「百本の薔薇のお返しに、これを貴方に…いつかきっと、貴方が大きくなったその時、またのご来店お待ちしおります」 白い薔薇の

          『薔薇を、君に』

          『どしゃぶりの女』

          お題「魂 霧雨」 付き合っていた女が死んだ。名前しか知らない女。ただ一つ、覚えていたのは、アイツは酷い雨女だったって事。 アイツと会う日はいつも土砂降りの雨で、でも、アイツは雨が好きだと言って雨が降ると傘を持たずに雨の中を踊るように走り回った。 勿論、今日の葬式も生憎の雨だった。だけど、この雨はいつもと違った。霧雨。 この霧雨の中、アイツの魂が踊っているように感じた。俺の頬を撫ぜる涼やかな雨粒は、俺の涙を隠してはくれなかった。 http://shindanmake

          『どしゃぶりの女』

          『冷たい炎』

          お題「京都 全て、嘘 文化祭 君がいなくちゃつまらない 電脳世界」 ここは未来の京都…古都と呼ばれた世界もすっかり電脳世界に染まっていた。そんな世界。 今日は文化祭の前夜祭、ホログラムのキャンプファイヤーを囲み、各々が明日の祭りへの期待に心踊らせ、ひと時を過ごす。 そんな風景を教室から眺める彼の隣には、白い花瓶が備えられた机。彼は「君がいなくちゃつまらない」そう呟き、窓を背に膝を抱えた。 「全て、嘘なら良かったのに」 そう涙を流す彼の手には彼女が使っていた懐

          『冷たい炎』

          『先輩の消しゴム』

          お題「消しゴム ツンデレ 卒業」 今日は、卒業…大好きな先輩が、卒業する日。 最後だから、今日で最後だから…私は、先輩を部室に呼び出した。 やって来た先輩の胸には、卒業生だけが付ける花のコサージュ。それを見て、涙が溢れそうになるのを必死で我慢した。 私は、「卒業おめでとうございます。卒業したら返せなくなるので、これ。借りたままにしときたくないので」と彼に借りた消しゴムを押し付けて部屋を飛び出した。 先輩は、消しゴムのカバーがズレてるのに気付きそれを外した。そこに書いてあ

          『先輩の消しゴム』

          『Via Dolorosa.』

          お題「ヴィアドロローサ」 私は、見守る事しか出来なかった。彼の方が、1人背負った罪、ゴルゴダまではまだ遠い。 「ヴィア・ドロローサ」 しかし、彼は…笑っていた。 ※ヴィア・ドロローサとは (ラテン語:Via Dolorosa(「苦難の道」の意))は、新約聖書の四つの福音書の記述やキリスト教の伝承などから想定されるイエス(キリスト)の最後の歩みのこと。ヴィア・クルキス(via crucis/十字架の道)とも呼ばれている。 http://shindanmaker

          『Via Dolorosa.』