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【2019年】身体感覚の移り変わり

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2019年12月の記事一覧

2019年の術理 9月

9月の1日、甲野先生のお伴で相撲部屋へと行きました。普段、「普通」の人たちとの中で研究を稽古をしていますので、「プロ」の方たちとの稽古は自分の出来る事を探るのにはありがたいものです。

これまでも力士の友人とは稽古をしていたので身体感覚の探求から生まれた事がそのまま技として生きるのはわかっていました。しかし、それでも、その友人一人ですので、技が効くと言っても私との相性がいいだけかもしれません。

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2019年の術理 8月

今年の夏は暑かったっけ?

私には記憶力がありません。いや、ないわけではありませんが、どうも、頭の中は散らかっていて、うまく引き出せません。きっと、情報のそれぞれには興味がないのだと思います(笑)。

こんな頭に私の性格は作られるのですが、良い事も悪い事も次々と忘れがちです。ただ、「今」を見せてくれる身体感覚の世界との相性はいいらしく、忘れるというのを「リセット」として使えば、いつも、楽しくなるだ

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2019年の術理 7月

鱗という身体感覚を得て、技ががらりと変わりましたが、まさか身体そのものまで変わりだすとは思いもしませんでした。
7月、その新しい身体にずいぶんと考えさせられました。

【痒みと痛み】原因は色々と考えられるのですが、肌が荒れました。
これまで経験した事のない痒みが現れました。そして痒みだけではなく、肌自体も荒れ、水ぶくれができ、潰れていったりしました。
初めての経験に戸惑いました。

しかし、この身

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2019年の術理 6月

6月は術理以外に思いも変わり、久しぶりにトップページの更新をしました。デザイン性や戦略をやめて、ただ、私はこんな人間です、と書き上げました。3万字にもなってしまいました。

ただ、長い長いトップページを読んで参加をしてくれる人もいます。不思議な事に、初めて会ったとしても、すでに身体感覚への意欲が違うんです。すでに、その人なりの身体感覚を求めだしているからだと思います。恥ずかしくもありましたが、意味

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2019年の術理 5月

「鱗」に気づいた4月。5月に入り、その鱗の効用がどんどんと出てきました。そして、それは思いもよらない展開を見せてくれました。武術的にではなく、治癒という日常生活に欠かせない力に繋がりました。

【ヒーラー】武術と医術は似ている、と言われます。柔道整復師、という職業もありますからもともとはそうなのでしょう。人を壊せるからこそ、治す事も出来ます。
しかし、今、武道、武術だけを行って治癒を行える人はどれ

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2019年の術理 4月

2019年のまとめを書き出してみると、忘れている事がたくさんありました。
この秋、身体の中に「モーター」があるという発見をしました。そのモーターの動きを「自転」として感じましたが、すでに4月にその「自転」という言葉を使っていたのです。

2019年の4月は大きな出来事がありました。3月末でそれまで務めていた少林寺拳法の道院長を辞任しました。物心つく前から少林寺拳法の世界にいました。40年以上ずっと

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2019年の術理 3月

降りてくる力に気がついた2月。そして身体はその力によって満たされていきました。気のせい、何となくではなく、強い内圧を感じるほど、リアリティーのある力です。
内圧の強い身体は外からの攻撃、刺激に対して、余裕を持って対応できるようになります。あえてこちらから何かをしなくても、そのまま相手の攻撃を受け止めてもいいかな、と気持ちが変わります。
身体を鍛え、固く強くした人ならそんな変身もありだと思います。し

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2019年の術理 2月

2月のノートは怪しいです。
あちこちに「仕事しない」、「神」、「信仰」、「褒美」と書いてあります。しかし、私的にはこんな試行錯誤が毎日続いているので、もう慣れました(笑)。
身体感覚が生まれると、それまで持っていた言葉がバージョンアップします。知識だけでしかなかった事が、実感として得られるようになります。特に「褒美」という言葉には強い驚きをもらいました。2月はこの「褒美」がキーワードです。

【ご

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2019年の術理 1月

1月の稽古録ノートを開いてみると、イラストから始まっています。
いつの頃からか、言葉だけではなく、イラストも使うようになりました。ただ、そのイラストは考え方の全体像として使っており、説明抜きにこれらのイラストを見ても、さっぱりわからないと思います。

ノートを見返してちょっと驚きました。すでにこの頃から、今考えている見えない世界の一端を感じていたようです。
それは「重心」があり、その前に「モヤモヤ

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2019年の術理 はじめに

2019年、身体を探る旅は加速度を増しました。
今年も残すところあと10日余りだが、すでに年初の頃、どんな術理を伝えていたのか記憶にありません。
ただ、記憶からは消えても、身体は残っています。術理の積み重ねが、さらに身体を奥深くまで見せてくれます。
2019年末、今私が特に気にしているのは「松果体」と、その奥に広がる「想像の世界」。想像の世界は「無数の輪ゴム」として感触を得ています。我ながら、こん

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