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教えるコツと学習のコツ。たった1つのシンプルで有効な方法。

今日は3月31日。3月の最終日です。

このタイミングが年度末の会社も多いと思いますし、会社によっては明日から新入社員が入ってきますよね。僕はひとりで働いていますが、世間の空気にあわせて自分もリフレッシュできるいい季節だと思います。

そこでひとつ思い出すのが、「学習のコツ」について。

社員やスタッフを抱える経営者やリーダー層の方は、「どう教えるか」という視点で、ひとり社長の方は、「どう学ぶか」という視点で見ていただけると役立つと思います。切り替わりの時期ですからね。

話を戻します。

僕が新入社員の頃を思い出してよかったことは、同じ(ような)話を何度も聞いたこと。それを聞いている時は「また同じ話を…」と思っていましたが、後になってみると、やっぱりこれがよかった。

前職の創業者も数百冊と、出版されていますが

本は8割同じでいい

と仰っていたのを思い出します。8割は経営や人生で大事な原理原則の話。これは共通している。そこに2割の新ネタが乗ってくる…といった構成になるとのこと。

これはもちろん、「8割同じネタなら量産できて儲かるからやってたんでしょ」なんて話ではありません。(その理由もゼロではないと思いますが…)

そうではなく、大事なことは繰り返し伝えないとダメということ。繰り返し伝えるのは、勇気がいることなのです。

なぜか?

先ほどお伝えした通り、伝える側は伝えられる側から「またか…」と思われる中で伝えないといけないから。それに、繰り返し伝えることって基本や普遍的なことが多いから、伝える方もマンネリしたり飽きたりしやすい。

そんなご自身との闘い(?)がありますから、繰り返し伝えるって案外できないのです。

で、これが社員やスタッフといった「他人に教える際に」有効なだけでなく、なぜ、ご自身の学習にも有効なのか?他者に対しても自分に対しても共通する「学習のコツ」としてアリなのか?

これは僕の実体験から言えることですが、僕がコンサルに必要な原理原則や基本って、本から身につけたことがとても多いから。

前職では創業者だけでなく、一般の社員が出版することも多いんです。それらの本は、それぞれのコンサル著者が担当する業種業態やテーマで書かれていますが、どれも船井流の原理原則をベースにしたもの。

すなわち、それぞれの本が扱う業種業態やテーマは違えど、ベースとなる原理原則は同じ。ならば、それらの本を読むことは、「大事な同じこと=原理原則や基本」を繰り返し学習していることになります。

だから、相当覚えの悪い僕でも身についたわけです。繰り返しによって基本や原理原則が身についたから、業種業態テーマがバラバラの案件でも対応でき、結果、フリーとして続いているのです。

誰かに教えるコツも自ら学習するコツも同じ。繰り返しが基本なのです。なので、ご自身の基礎となるような古典を持っておくのもひとつですね。

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