肩書きへの執着
私は肩書きに固執していた
就活に失敗し、大手企業の代わりに落ちた市役所まで最終面接で落ちてしまった、
意気揚々と市役所を受けると周りに話した自分が急に恥ずかしくなった。
結局は結果が全てなのである。
周りの励ましも私の耳には入らなかった
落ちて、母親が悔しいねと泣いている姿を見て、私は私自身の価値を見失ったような気がした。底辺である私が唯一誇れるものが肩書きであったのに、大学を卒業したら”無名企業で働くただの事務員”になるのだ。
肩書きこそあって周りの人の信用を得るものだと思っている私はこれからはまた底辺として生きていかなければいけないのかという思考に取り憑かれた。才能も容姿も無く、肩書きも失う私がこれからどうやって自信を持てるだろうか
たったそれだけで、生きてて恥ずかしいと簡単に思い込むような狭い視野に嫌気がさした。
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