ピグモン

自分語りをします

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最近の記事

人間関係リセット症候群

はじめに この症状は、人間関係を原因に、人と深い関係が築けない、トラブルがあるとすぐに連絡先を消す、人間関係をリセットをするために何度も転職癖があるといった症状らしい。この症状を聞いたとき、なんて都合がいい病名だと思った。しかし、気がついていなかっただけでこの症状は私に当てはまっていた。 以下は、私が実際に人間関係リセット症候群に当てはまっているのではないかと思った事柄を挙げる。 実際にあったこと ①NOが言えない人との繋がりを消す 私は、人にNOが言えず、限界まで我

    • 最後の演奏

      軽音部に入部して、最初にコピーしたバンドであるMr.ふぉるてを顔も名前も知らない1年生が演奏していた。決して上手とは言えない、演奏だったが心に響いたし、3年前のそこに私はいたんだって気持ちになった。もうそんなに経ったのか… 最後にカネヨリマサルのコピーバンドをやって、すごく寂しくなった。演奏中、ドラムがグラグラ動いて、本番に集中できないハプニングがあったけど、歯を食いしばって普段通りの演奏ができるように心がけた。2年生の学祭、2年生の新歓ライブ、3年生の学祭、4年生の定演、4

      • コンプレックス

        ラブホは愛を育み新たな生命が生まれる可能性がある。でも、ススキノの事件みたいに、密閉された空間で死ぬ可能性もある、そう考えると、相反する場所だなと思う。 そう考えると、急に怖くなった。ラブホの洗面台側の大きく開いた空間から生首でも出てくるのではないかと不安になる。 ベッドで規則正しい寝息を立てる友達2人の隣でうまく眠れず、変な妄想ばかりする私だけが浮いているような気持ちになった。やっぱり私がおかしいのかもしれない。 恋人ができただけでそんなに偉いのか? 友達の情事は聞くに絶

        • 動物園

          動物園に行くといつも変な想像することがある。もし動物と人間が逆の立場だったらどうなるのだろう。 例えば、地球が侵略されて私たちの何世代も次の人々が支配される。人類の半数以上は絶滅するが、侵略者たちは地球の人々を全て滅ぼすのは美し地球の自然の摂理を全て失うのではないかという憐れみから、少数の人間は、保護される。 IQが高いもの、優れた容姿のもの、人間とは思えないような運動能力を持つものなど、貴重な能力を持つ物が動物園に展示される。 そこでは老若男女問わず、人間達が展示される

        人間関係リセット症候群

          肩書きへの執着

          私は肩書きに固執していた 就活に失敗し、大手企業の代わりに落ちた市役所まで最終面接で落ちてしまった、 意気揚々と市役所を受けると周りに話した自分が急に恥ずかしくなった。 結局は結果が全てなのである。 周りの励ましも私の耳には入らなかった 落ちて、母親が悔しいねと泣いている姿を見て、私は私自身の価値を見失ったような気がした。底辺である私が唯一誇れるものが肩書きであったのに、大学を卒業したら”無名企業で働くただの事務員”になるのだ。 肩書きこそあって周りの人の信用を得るもの

          肩書きへの執着

          バンドの輝き

          教室の隅っこにじっとしているような誰の記憶に残らない学生生活を送っていた。 だから、大学生になって初めて入った軽音楽部でライブ演奏をしたときは、自分がMステのステージで演奏しているような不思議な気持ちになった 先輩たちはみんなアーティストみたいだった。 普段は無口な先輩は、ひとたびギターを持つと変わる。激しくギターをかき鳴らし続ける。 ありがとう、シャンシャンシャンとシンバルとギターとベースと先輩の雄叫びが混じった音が聞こえる、かっこいい。 その先輩とは接点がないまま卒業

          バンドの輝き

          気軽に連絡できますか?

          気軽に連絡できるってなんでしょうか? 小中高までは毎日クラスメイトや友達に会って話すことが当たり前だったのですが、成人してからは、人と会わないことがある日も、当たり前になってきて、最近は孤独を感じ始めました。 例えばバイト先でクレームを受けたとき、自分で決心するには勇気がいるような悩み、1人で立ち寄るには緊張するお店を見つけたときなどなど、私は友達に、声をかけたい時があります。 しかし、成人した今、子供の頃のように、遊びたい!という簡単な一言が言えなくなりました。LINE

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          メロンソーダ

          喫茶店に行くと、私は必ずメロンソーダを注文してしまう。コロンとした四角の氷のうえに、まあるいバニラアイス、シロップたっぷりの緑色の不思議なエキス。それだけでも魅力なのに、グラスから滴る雫。水も滴る良いジュース、なんちゃって。メロンソーダを作った人に、ノーベルデザイン賞でも与えたい。そんなものは無いけど。 1口飲めば、パチパチとはじける小さな泡が、舌の上をなぞるように私の痛覚を何度も刺激する。 飲み込むまでの一瞬ですら、炭酸は私の口内をチクチクと刺してくる、見た目と違い攻撃的

          メロンソーダ