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動物園

動物園に行くといつも変な想像することがある。もし動物と人間が逆の立場だったらどうなるのだろう。

例えば、地球が侵略されて私たちの何世代も次の人々が支配される。人類の半数以上は絶滅するが、侵略者たちは地球の人々を全て滅ぼすのは美し地球の自然の摂理を全て失うのではないかという憐れみから、少数の人間は、保護される。

IQが高いもの、優れた容姿のもの、人間とは思えないような運動能力を持つものなど、貴重な能力を持つ物が動物園に展示される。
そこでは老若男女問わず、人間達が展示される。
それはもはや動物園ではなく人間園なのかもしれない。

何を話しているか分からない侵略者たちが好奇心から人間園に代わる代わる訪れる。
我々人間は、いつか展示の外から出してもらえるのではないかという一筋の希望から侵略者達とコミュニュケーションを取ろうとする者、保護される環境に甘んじて、侵略者からの世話を甘んじて受け入れるもの、侵略者へ憎しみを持ち攻撃性を持つ者など様々な思惑が揺れ動くだろうと想像する。

動物の排泄や交尾する様子、己の欲望のままに生きる動物の暮らしが展示されている空間を、我々人間は楽しんでいる。いつか、人間の暮らしを他の生物に管理される日が来るのだろうかと、毎回動物園に来ると想像に耽る。

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