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刺激と反応の間にはスペースがある

『7つの習慣』の著者であるコヴィー博士は、ある本に書かれた「刺激と反応の間にはスペースがある」という一節で人生が変わったそうです。ここでいうスペースとは、「選択の自由」のことです。

つまりは自分の選択次第で反応(行動)を変えることができるということなのですが、この意識はたしかに大切だと思います。

自分の行動について「親がこう言うから」「昔からの伝統だから」「周りがそうしているから」と言っていては、親・伝統・周りといった刺激に対して何も考えずに反応しているようなものです。せっかくのスペースを活かすことができていません。

そうは言っても、現実には「刺激→反応」というのが染み付いていて、スペースを有効活用することは難しいかもしれません。ただ「スペースがあるのだ」と意識するだけでも、心に余裕ができるような場面もあるのではないでしょうか。

昨日の大阪府の吉村知事の会見を受けて、うがい薬が薬局やドラッグストアから一気になくなったようですが、それも「刺激→反応」の構図が当てはまると思います。「知事がそう言っている(刺激)のだから買わないと(反応)」といった具合です。

その効果については僕も詳しく知らないので、吉村知事の発言が正しいか間違いかというのはハッキリと言えませんが、少し立ち止まってこちらも考える必要があるのではないでしょうか。あの場でそのような発言をした吉村知事に対する批判があるようですが、受け手側にも問題がないとは言えないでしょう。

「刺激と反応の間にはスペースがある」。このことを意識して、自分で行動の選択を考えるようにしていきたいです。

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