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迷子です、助けてください

ノートを書いている上でどんな事を書けば良いのか、
どうしたら助けたい人を救えるのか
どうしたら少しでも元気を与えられて
幸せを与えられるのかとても悩む事がある。

岡本太郎が指摘しているように
僕は「人間」という職業をやっていきたい。

「人間」という職業とは?

人間という職業を理解する上で、
人間的でない行為とは何かを示すのが
理解する上で手っ取り早いだろう。

岡本太郎は『自分の中に毒を持て』の中で
ビジネスマンに対して行って講義で
同じような顔や風貌をし、
人間ではなくある種族の動物の集まり
のようであったと揶揄している。

サンテクジュベリの『星の王子様』でも
ビジネスマンを皮肉る部分がある。

以下引用。
時間がない方は読み飛ばしてください、、

「5億100万の星をどうするんですか?」
「5億162万2千732。重大なことだ。私は、いつも細かいんだ」
「それから、それだけの星をどうするんですか?」
「どうするかだって?」
「ええ」
「何もしやしないさ。自分のものにするのだ」
「星を自分の物にするんですか?」
「そうだ」
「だけど僕は見てきました。王様が・・・」
「王様は自分の物にはしやしない。従えるだけだ。大きな違いがある」
「星を自分の物にしていい事があるんですか?」
「金持ちになれるんだ」
「金持ちになったら、良い事があるんですか?」
「そうすれば、もっと星が買える。新しいのが発見されればの事だが」
「この人の理屈は、さっきの酔っ払いにちょっと似ている」
王子様は呟いた。それでも、まだ質問があった。
「星を自分の物にすることなんて、できるんですか?」
「じゃあ、星は誰の物なんだ?」ビジネスマンは苛々しながら聞き返した。
「わかりません。誰の物でもないとおもいます」
「それなら私の物だ。星を自分の物にする事を考え出したのは、この私が最初だからな」
「そんなことができるんですか?」
「もちろん。誰の物でもないダイヤモンドを発見したら、それは君の物だ。誰の物でもない島を発見したら、それは君の物だ。誰の物でもない何かを発見したら、自分の物になる。だから、私は、星を自分の物にする。なぜなら、わたしより前に、それを自分の物にしようと考えついた者はいないのだからな」
「それはそうでしょうけど。星を使ってどうなさるんですか?」
王子様はいった。
「整理するんだ」ビジネスマンは言った。「数えてはまた数え直す。重大な仕事だ。でも、私は生まれつき細かいんだ。」

それでも、王子様は、まだ満足しなかった。
「絹のスカーフが自分の物になったら、僕は、首に巻いて歩いていきます。もし、花が自分の物になったら、それを摘んで歩いていきます。でも、星を、天国で積むことはできないじゃありませんか」
「たしかにできん。だが、銀行に預ける事はできる」
「どういうことですか?」
「星の数を紙に書いて、鍵の付いた引き出しにしまっておくのだ」
「それだけですか?」
「それで十分だ」ビジネスマンは答えた。

「なんだか面白いし、素敵でさえあるけれど、それほど大切な事だとは思えない」
王子様は考えた。何が大事か、王子様は、その男とはまったく違う考えをもっていた。だから、続けてこういった。
「僕には、自分の花がありますから、毎日水をあげます。他にも、火山を三つ持っているので、毎週掃除をします。何が起こるかわからないから、火が消えているのも掃除します。僕は火山にできる事があるし、花にもしてあげられることがあるから、自分の物にしてるんです。あなたは、星に何をしておられるんですか」
ビジネスマンは、あんぐりと口を開けたままだったが、その答えは出てこなかった。
https://soraike123.hatenablog.com/entry/20121213/1355397013

人間として生きるということは、
心、感情に焦点を当てて
豊かに生きるということではないか。

岡本太郎も
「創造行為をしない所に現代の人間の虚しさがある」
と述べている。

「会社員でも家で創作活動をすればいいのだ、
現代の文化された職業構造で
歯車の一部として働いているから
心のどこかで自分でなくても
良いと考え存在意義を見失う。
だからもっと人間として生きることだ。

これから大切なのは『経済・政治・芸術』だ。
そして芸術とは人間だ。」

こんなことを主張している。
これほど本質をついた言葉はないのではないか。

とはいえお金は大切

キャッシュで1000億円所有する経営者から
短期間で会社をバイアウトして
3億のキャッシュを得た人
そういった経営者を見てきたが

その人が幸せなのかというとそうではない。
事実「幸せじゃない」と漏らしている。

お世話になっている投資家に聞いた話だが、
ゴールドマンサックスに長年勤務している先輩は
年俸1億円程だが、
寂しさからパパ活をしまくっているそうだ。

ここで言いたいのは
お金を稼ぐのは意味がないということではない。

人々を幸せにする方法であれば
むしろ沢山稼いだ方がいいし
事実お金は大切だ。

お金が必要ないというのは絶対に嘘だ。

夢を叶えるのを助けてくれる
素晴らしいツールであるし、
あって困ることはない。

ただ、それはあくまで手段であるということで、
それを目的にしている人は
本当に例外なく不幸となっている。

なぜなら稼いでも稼いでも上には上がいて
満足できないからだ。

一方幸せな金持ちも実際存在している。

そういう人は周りに与えることは第一に考え、
その対価としてお金を得ている。

そしてお金に執着がなく、
ブランド物とは無縁、着飾らない。

どこにでもいるような優しい人である事が多い。

こんな発信はしたくない

「正しい目標設定の仕方」
「成功する方法」
「本を読む事による効用」

などのように、
実用的であくまで認知の世界で
成功するため、
社会的比較の中で勝つ方法などのノートが
多く見られる。

でもそういう風にはなりたくない。

人間の心を助け救うのは
そんな物ではなく、

心が動いた瞬間や
美しい景色、美しい言葉、
本気で笑い、泣いた恋愛
家族との大喧嘩、絆。

綺麗事かもしれないけど、
記憶に残り続けるのは
こうした記憶の断片、感情の断片。

これらの断片をどれだけ集める事ができたかが
生きる上での価値であり喜びではないか。

みなさん助けてください

ということで、
こういうありきたりな発信はしたくないとはいえ、

どういう発信をすれば喜びを与える事ができるのか
正直わかりません。

自己満足な発信は本当に避けたいので
どなたか心の優しい方、教えてくださいm(__)m

・日本一周の旅で感じたこと
・エッセイ
・スポーツ
・認知心理学
・心理学
・脳科学
・哲学
・小説
・書評
・映画
・詩

この辺ならある程度深く発信できるのですが
完全に迷子です。

どうか教えてください、よろしくお願い致します。


吉田カオル

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