前腕をタッチするとナンパの成功率が上がる!?
一言でいうと
男性の低い声は、セクシーと見做されている男性の特徴と結びつけられている傾向がある。
活用シーン
人間関係、ノンバーバルコミュニケーション、ナンパ、組織マネジメント
内容
フランス西部 ヴァンヌの歩行者専用区域における実験
若くハンサムなフランス人男性3人が、一人で歩いている若い女性240人に手当たり次第に近づき、一人ずつデートに誘った。
すべてこのような同じ言葉をかけた。
「やあ。僕の名前はアントワーヌ。どうしても言いたいんだが、君は本当にきれいだね。午後は仕事なんだけど、できたら電話番号を教えてくれないかな。あとで電話するから、どこかで一緒に呑もうよ」
このシチュエーションで二つのパターンを試した。
A:半数の女性には前腕に1秒間軽く「タッチ」した。
B:残りの半数の女性にはタッチしなかった。
けっかは、女性にタッチしなかった場合の成功率は10%。
タッチした場合の成功率は20%だった。
タッチに関してはほかにもいろいろな実験がある。
レストランの給仕が客に対し、食事のあと「いかがでしたか」と尋ねるとき、腕にタッチしなかった客のチップは平均14.5%にたいし、タッチした客のチップは17.5%だった。
また、前腕に軽くタッチしたうえで店の自慢料理を勧めると、60%がその勧めに乗ったのに対し、タッチされなかった客は約40%にとどまった。
『しらずしらず――あなたの9割を支配する「無意識」を科学する』レナード・ムロディナウ (著)
今回のテーマはボディタッチ。
身体が触れ合うことで、無意識に心理的な距離が縮まる、というのです。
知り合いならともかく、ここに出てくるようなまったく知らない異性にタッチするというのは、結構ハードルが高いような気がしますが、フランスではこんな結果が出たようです。
文化的な違いはあるかもしれませんが、傾向は同じはずなんですよね、日本人も。ということで、試してみる人、いますか?
けど、痴漢扱いされても自己責任でお願いします。
実は私の会社では、毎朝朝礼で社員同士で手を叩きあうようなワークをやっています。これ、まあ自然な感じでというか、会社の行事の中でボディタッチをしているので、もしかしたらいい効果が出ているかもしれませんね。
ぜひメンバー同士が、自然に触れあえるような仕掛けを考えるといいかもしれませんね。(上手くやらないと、セクハラとかいわれかねないので注意は必要ですが…)
こんな本、出版しました(^^)/
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