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難問を前にすると身体は動かなくなる

一言でいうと

歩きながら難しいことは考えられない

活用シーン

脳の活用・交通安全

内容

歩きながら考え事をする人は多い。
しかし、「23×78」を歩く人にすぐに暗算でやってほしいと頼んでみる。すると、その人は無意識にその場に立ち止まってしまう。

歩くスピードが速くなると、思考能力は明らかに低下する。

『ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか?』
ダニエル・カーネマン (著),

今回も実験で証明された事実というより、心理学者がその知見を分かりやすく紹介した事例。

ああ、確かにそうだろうな、と思える状況ですね。
ゆったりと歩いているとき、思考は割とグルグル回っていると思います。
グルグル回るので、そういう時いろんなアイデアが浮かんだりします。
けどその時に、ちょっと脳に負荷をかける問題を脳にインプットしてみます。

「23×78」の答えは?

と。

すると、多くの人は、歩くのをやめて立ちどまって考える。
この時に、人は短期記憶(パソコンで言うところのメモリー)をフルで使っているので、他の作業ができないのです。

一方どんどんスピードが速まると、そういった与えられた題目での脳の回転はあまり期待できなくなる。

ここでお気を付けいただきたいのは、車の運転。
携帯通話しながらの自動車の運転は危険、という話は脳の機能的にもあり得る話。片手で携帯を持つことより、相手との話に耳を傾けることで脳のリソースが奪われている事こそが問題です。

単に相手の話に相槌くらいは打てますが、たぶん何を話したかは覚えていません。例えば質問に答えるとか、スケジュール調整をするとか、という際には運転に関して脳はかなり機能を制限して行っているはずです。だから、その間、どこをどう走ったか記憶に残らないのです。


これを例えば、安全運転講習で再現する簡単な方法があります。私が作った方法ですが、2人一組になっていただきます。

Aさんは、簡単な計算問題(たとえば2+3=というレベルのもの)がたくさん載ったプリントを渡し、まずは普通にやっていただき、1分で難問解けるかを測ります。

次に、Bさんは、Aさんに話しかけます。Bさんには、Aさんに話しかけるための、質問リスを渡しておくといいでしょう。そして同じようにAさんは計算を、BさんはAさんに話しかけを行います。

結果がどれほど違うか。
これを比較することで、運転に関して話しかけられることに応えることで、どれほど注意が散漫になるかがわかります。

よかったらぜひ、試してみてください。


私はこんな本を書いてる人です。

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父の会社を継いだ二代目社長。 同じ境遇の人たちが身体を壊し親の会社を辞める事例を見た。 原因は親子の確執。原因を解明し、二代目専用コミュニティを通じて、中小企業の二代目が活躍できる状態を目指して活動中。 著書『親の会社を継ぐ技術』https://amzn.to/2JzrqcT
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