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不安を力に変えるシンプルな方法

一言でいうと

リフレーミングで不安は力に変えられる

活用シーン

緊張や不安への対処

内容

ハーバード大学の研究チームによる実験。

学生たちを
・人前でのスピーチ
・数学テスト
・カラオケ
等の緊張や、不安を感じやすい活動に参加させた。

彼らには、「不安を感じたら『興奮してきた!』と叫んでみてください」と指示しました。すると、叫んだ学生のスピーチやカラオケの評価は17%向上し、数学のテストの成績は22%も良くなったのです。

『後悔しない超選択術』
メンタリストDaiGo

「吊り橋効果」という言葉をご存知でしょうか?人間、恐怖に震えているときの身体反応(心臓がバクバクいうとか)は、恋に落ちた時と似ているそうです。そうすると、その身体反応が脳内では、恐怖なのか、恋愛感情から来るものかがわからなくなる。そこで、近くにいる異性を好きになりやすい、という心理効果を言います。

だから、初めてのデートではジェットコースターにのるとかドキドキはらはらな映画を見に行くとか、そういったことがおすすめですよ、というのは一般にもよく知られている話だと思います。

今回の件も、それと近いものがありますね。不安を感じて手に汗をかき、血流が増え、心拍数の上がる不安を感じた緊張状態と、試合前のアメフト選手のような興奮状態とはけっこう身体的な変化は似ています。そこで、脳に「不安で緊張している」のではなく、「武者震いがするくらい興奮してるぜ」と理解させると、そのパフォーマンスは上がると言います。

恐らく、自分でも心理的変化があるんじゃないでしょうか。


本書ではほかにも、「時間がなくて焦っている人」向けには、「自分はワクワクしているだけだ」と声に出して3回言って信じ込むことを進めています。

これを「リフレーミング」と言います。物事のとらえ方を変える、ということです。心臓がドキドキし、顔が紅潮し、手が震えるという事実は変えることができないので、その起点が緊張や不安からではなく、ワクワクしてるとか興奮してるとか言う風にとらえ直す。すると、脳は身体反応と思い込みのつじつまが合うので、いい感じで騙されてくれるんですね。

そもそも「自信」は自分を信じると書きます。その自分っていうのは、自分が意識的に選ぶ意思の力のことを言うのかもしれません。

人間の脳って、複雑そうなわりには意外とシンプルで、
シンプルそうなわりには意外と複雑。
なんとも面白い世界ですね。



私はこんな本書いてる人です(^^)/


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