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幼稚園児最強!

一言でいうと

子どもの創造性は教育で下がる!?

活用シーン

創造性・教育

内容

ある研究によると、拡散的思考のテストを受けた幼稚園児の98%が天才レベルの点を取ったそうだ。ところが、5年後に10~12歳でもう一度テストすると、そのレベルに達する率は50%を下回った。

つまり問題は遺伝的なものではないのだ。
これほどの違いを説明できるような脳の変化はないから。
教育の受けすぎのせいである可能性のほうが高い。

さあ、脳を進化させよう
ポール・マッケンナ (著)

本書によると、一般的な教育は批判的思考を育てる方向に偏っている、と言います。小さなころは、あれもよい、これもよい、といろんな可能性を広げる思考が得意だったのが、年を経るごとにだんだんとかしこまった思考になってくるわけです。

そういえば以前こんな記事を書きました。
割と有名な、マシュマロチャレンジと呼ばれる実験です。
ここで幼稚園児は、最もいい成績を出しました。


さて、今はよく「アフター・コロナ」という言葉が使われます。びっくりするのは、昭和生まれの人たちはわたしの知る限り「時代が変わる」と感じています。今までも、比較的そういった変化に敏感な人は「時代が変わる」という事を肌で感じていましたが、今回ほどあまねく同様に変化を感じている人は少ないと思います。

それほど大きな変化の中で大事なのは、恐らく今までの価値観にとらわれない考え方なのではないかと思います。今までこうしていたから、明日もこうする、ではない。今日はこうだけど、明日はこうかわる、という柔軟さが大事なのだと思います。

もし仮に、この本が指摘するように、教育の在り方が固定化していて子どもたちの創造性を制限するような形であるとしたら、その方向は相当大きな見直しを余儀なくされるように思います。

大人が教えるというより、子どもの良さを引き出すというのが、正しい教育と言えるのかもしれません。


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