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ノウハウよりも大事なこと~なぜ人は動き出せないのか?

あった人に自分の第一印象を聞いてみる。
すると思ってもみなかった表現が発せられることがある。
友人・知人の間でも、自分では知らない自分を評されることもある。
実は、人は自分のことをよくわかってはいない。

ある人は、いつも忙しいという。
なぜだろう?と首をかしげる。
しかし、周囲の人は、その人がなんで忙しいかちゃんとわかってるわけ。
本人だけがわかっていない。

しかし、それを指摘しても、本人はたいてい拒否するか、
受け入れないかのどちらか。
だからその人は、同じように忙しさが続く。
そもそもその人は、忙しい自分が好きなのだ、ということを自分では気が付いていない。


人は見たいものを見、見たくないものを見ない性質をもっている。
たとえば、信号の代わり際に交差点に車を侵入させるドライバー。
彼は、事故が起きると「信号は青だった」と言い張る。
しかし、彼の視線をトレースしてみると、実は信号を見ることを避けていた、ということがわかることもあるらしい。
赤信号をあえて見ないことで、罪悪感の呵責から逃れようとしているのだろう。

自分のことも同様で、無意識レベルで自分の見たくない部分を見ないようにしようという機能が働く。だから、人は自分のことがわかっているつもりだけど、わからない。


自分を俯瞰し、客観視することをメタ認知というらしい。
最近これを大事という人はけっこう多い。
なぜか?と自分の経験に照らし合わせてみるとこんなことを感じた。

人は、変わりたいと意識では思っていても、変わる事への恐れを無意識化に持っている。その恐れを気づくには、メタ認知が必要となってくる。


件の忙しい人も、忙しいことを意識では「キツイ」と思っているけど、無意識では快を感じていることが多い。なぜなら、自分が必要とされているような錯覚に浸れるからだ。
何しろ、その忙しい人は、飲み会や無駄な会合に行かなければ、余裕でこなせる仕事量と想像できる。しかし、そういった方法論を伝えたところで、そうはしない。忙しいことが快であり、自己重要感を感じられ・・・といいことずくめなわけだ。

いくら「やり方」を考えても、そのやり方を実践する方へは動こうとしないのだ。ここに、「ノウハウ」の限界がある。ノウハウを学ぶ前に、自分を知ることから始めなければならないのかもしれない。


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父の会社を継いだ二代目社長。 同じ境遇の人たちが身体を壊し親の会社を辞める事例を見た。 原因は親子の確執。原因を解明し、二代目専用コミュニティを通じて、中小企業の二代目が活躍できる状態を目指して活動中。 著書『親の会社を継ぐ技術』https://amzn.to/2JzrqcT
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