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枕崎の漁師のまかない、船人めし。鰹だしでお茶漬け風に。~週末のスープごはん

今週末のスープごはんは、鰹節の産地・枕崎で出会った「船人(ふなど)めし」をご紹介。ヅケにしたかつおの刺身をごはんに乗せたどんぶりです。食べ進んだ後半、本枯節でとった鰹だしをかけてかつお茶漬け風に味チェンジ!野趣あふれるかつおに、鹿児島の甘い醤油が良く合います。

ちなみに枕崎は鹿児島県のここらへん。海沿いの小さな市ですが、日本の鰹節生産は枕崎、同じ鹿児島・指宿、静岡・焼津で全体の95%を占めています。

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テキトーな地図ですみません。

材料(ふたり分)

かつお刺身(さくでも切り身でも) 1さく
すりごま 大さじ2
甘口醤油 大さじ3(なければ、醤油と砂糖を2:1で合わせて)
梅干し 2個
かつおぶし 約5g(鰹節パック小1袋分程度)
ごはん 適宜

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今回使った醤油について。鹿児島の醤油はとても甘いのが特長。今回小さなボトルを買って帰ったのですが(写真)、合わせることを前提とした極甘口だったため少し普通の醤油を足しました。スタンダードな鹿児島醤油なら上の分量のまま。一般的な醤油なら、砂糖を少し足して甘辛い醤油を作ります。好みの甘辛味になっていれば、OKです。

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かつおを刺身にする。そぐように切ると小さくなりますが味は絡みやすいです。すりごまと醤油を合わせて、ボウルに入れたかつおに合わせ、手か箸でよく混ぜ、2~30分ほど冷蔵庫に寝かせる。

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お湯をわかす。急須かポットに、かつおぶしの袋を一袋入れる。ごはんを丼によそい、冷蔵庫から出したかつおをのせ、梅干しをのせる。さあ、これで食べ始められます。

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本当はけずり節を大量にのせるのですが、梅干しに気を取られて忘れてしまいました…

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船人めしを半分ほど食べたら、急須かポットのかつおぶしに熱湯を注ぎ、ごはんにかけて食べる。味が薄い場合は少し醤油を足す。梅干しを後半までとっておくのが良さそうです。

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サラサラのどごしのよい刺身茶漬けに!

枕崎では本枯節(カビをつけて熟成させた、グレードの高い鰹節)を使うのがルールだとか。船人めしを出すお店では、刻んだ青ねぎ、わさび、のり、高菜、かつおせんべいなどを添えているようです。今日はスープラボ的シンプルレシピに仕上げました。

簡単さらりと、スープごはん。この週末にぜひ作ってみてください。

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読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。