見出し画像

テネットで時間軸の特訓

こんにちは、演技コーチをしておりますKaoruです

もともと映画は好きではありましたけれど、演出家の先生方のときには厳しい叱咤激励のもと、映画でも舞台でもコンサートでもバレエもとにかくたくさん見る必要があると言われて育ったため、たくさんのインプットするのをやめられないまま、今に至ります

この前、やっとテネット!をみる機会に恵まれました

私はこういったハラハラドキドキは実は苦手なのですが.....

ただ、時系列を整理する必要があるなと先生らしく思ってしまいました

一緒に見ていた方でも、一部混乱していて、私も説明がしづらいなぁと感じました

それにしても、脚本に7でもかけた超大作!
これぞまさしくハリウッドと言う迫力をもちろんですが、細かい出ているの設定がすごく面白い
さすが、クリストファー・ノーラン監督です

主人公にプロタゴニスト(主人公)と名付けるのも面白いですよね
私は演じたのが、最近舞台でも活躍中のデンゼル・ワシントンの長男くんだとは知りませんでした

イギリスの大先輩、ケネス・ブラナーの演技の是非はともかく、私がこの作品で1番いいなと思ったのは、ストーリー展開、時間の進み方です
図解のしがいがありすぎるほどあるよね

時折、舞台作品でも、例えば、昔で言えば、ハロルド・ピンター大先輩の「背信」が、時系列が逆になっていて、それはそれは新鮮でしたし、同じくイギリスの素晴らしき女傑!キャリル・チャーチル女史の二本立ての単品作品でも、巻き戻っては少し戻って違う展開になったものもありました

これらの日にならないほど場面転換が激しく、時間を行ったり来たり、あちこちに飛びもあるのが本当に現代らしいと思って、嬉しかったです

私は、倫理的に問題がない限り、新しいものは基本的に歓迎する性質なので、攻撃がもっと増えるといいなと思いました

回転ドアはちょっとびっくりしましたけど、SFチックでそれはそれで良いなぁと

ただ人物の設定は、特にセイターの奥さんのキャットの扱いや中身がさっぱりわからなかったです
これはなんだか時代にアップデートされていない気がします

ともあれ、こういうものは定期的にどこかの映画館で、大画面で再公開してくれると嬉しいなと思います。映画ならではの良さはそこにもあるのではないかと…

テネットやインセプションのような作品がわからないとなると、単純明快な勧善懲悪ものや、日常生活を描くような劇や作品世界しか、なかなか自分事として捉えられないかもしれませんね

それにしてもネット上では様々な方がいろいろな図を書いたり、整理整頓してくださっているので、それもまた興味深かったです
私の職業で言うと、まるで、俳優や演出家のノートを見ているようでした


ありがたい記事の数々、嬉しいです

サポーターのみなさま、ありがとうございます。一層、切磋琢磨していきます!お会いできるのを楽しみにしております