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初投稿!

note 初投稿。
日常の何でもないことを伝えられたら。

世の中に出て四半世紀以上経つが、今だに慣れないものに、退社時の挨拶がある。私は言外の言というものがどちらかというと苦手なほうで、これはそのひとつ。

挨拶の頭に「あ」をつける人がいる。「あ、お疲れ様でした」という具合。相手に対する「あ、もう帰るの」といった驚きの気持ちが込められており、批判的な意味で使われることが多い。

頭に「じゃ」をつける人もいる。”Japanese atmosphere” の頭文字 “Ja” で「空気読めない」だろうか。これは今だに意味不明。

「お先です」は「お先に」「お先に失礼します」に対し「に」が落ちている。「に」=「笑顔」で、笑い・心配りが欲しかった、の意味を含むように思う。

「お先に失礼します」と「失礼します」を使い分ける人がいる。多くの場合、対で使われ、どちらかがその場の特定の人に宛てて発せられる。今すぐじゃなくても、後からいいことありますよ等、労をねぎらう場合が多い。

目上には「失礼します」であり「お疲れさまでした」は失礼にあたる ー 守られているかは別にして、これは割合知られている。良好な関係の上司が退社するその背中に、部下がその日1日の上司の仕事に対する批判を込めて、わざと「あ、お疲れさまでした」と言うのを見かけるときがある。

日によって挨拶を変える派と変えない派がある。上は皆 変える派であり、私は変えない派。気が小さいせいもあるけど、1日働いて疲れている人に批判的な挨拶を投げかけて落胆させたくないのだ。こんなことを言うと、なんだか立派な人間みたいだが、そんなことはない。見当外れなことを言われると、何がわかる、よく言うなあと心の中で思う。

水面に映るミツバツツジ

本当は、完璧に仕事を片付けて帰れば、どんな挨拶を返されようと気にならないのに、負荷が一杯でそれができないのだ。体を壊すような仕事のしかたは間違ってる、これが一番効率がいいんだ、と自分に言い聞かせ、少しのやましさを感じつつ、今日も仕事を片付けられないまま帰る。うう・・・

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