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私が大人になってからチェロを習い始めた理由

チェロを習っていると言うと、「バイオリンじゃなくて、なぜチェロを?」と理由を聞かれることが多いので、
なぜ私がチェロを習い事に選んだのか、お伝えしたいと思います。

まず、チェロに興味を持ったきっかけとなったのは、小林賢太郎さんの作品でした。

2009年頃、知人からラーメンズのDVDを借りて以来、小林賢太郎さんのファンになり、ラーメンズやPotsunen、演劇作品などのDVDを一気見。

特にPotsunenシリーズの音楽が素敵で、ラーメンズをはじめ、小林賢太郎作品のほとんどの音楽は、チェロ奏者の徳澤青弦さんが手掛けていることを知ります。


そして2010年2月、Potsunenの舞台「SPOT」を生で観劇すると、さらにハマります。会場でアルバム「ポツネンの音楽」が販売されていたときの喜びはいまでも忘れられません。

続いて観劇した「ロールシャッハ」「ポツネン氏の庭」「THE SPOT」と、すべての音楽が青弦さんによるものでしたが、「うるう」ではなんと青弦さんの生演奏とともに賢太郎さんのパフォーマンスという、夢のような競演を拝むことができました。

その音楽が本当に美しくて…。

賢太郎さんの舞台では飽き足らず、青弦さんの演奏会に行ったりして、さらにどっぷりとハマっていきます。

2011年に私の好きなくるりのメンバーに吉田省念さんが加わったことも大きかったです。チェロも弾けるギタリストで、くるりのライブでは省念さんのチェロ演奏もたくさん聴けたんです。
チェロの演奏から始まる「Remember me」(NHK「ファミリーヒストリー」の主題歌)という曲が本当に好きで、このあたりから弾いてみたいと思い始めます。

くるりのファンクラブイベントでのこと、メンバーにサインを書いてもらえることになりました。私はドキドキしながら省念さんに「チェロが好きなんです」と伝えたら、「チェロはいいですよ。(胸に手を当てて)ここがね、スーってなるんです」と返してくれました。
この時ですね、チェロをやろうと本当に思ったのは。

省念さんは2013年4月にくるりを脱退してしまいましたが、私のチェロへの憧れは冷めず、2015年にチェロを習い始めました。

以上が私がチェロを始めた理由でした。

まだまだ下手っぴですが、チェロを弾いていると本当に癒やされます。

ちなみに、はじめての発表会で弾いたのは、パッフェルベルの「カノン」でした。

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