ライターの必需品
note毎日投稿を始めて9日目を迎えました。
これまでライターらしい投稿ができていなかったので、今回はライターの必需品をご紹介しつつ、普段気をつけていることについて書きたいと思います。
用字用語辞典
ライティング、編集、校正をする際に表記に悩む時は必ず参考にしている、私のマストアイテムです。
正しい表記や商標登録されているもの、誤用されやすい言い回し、使ってはいけない表現など、ライティングをする人は知っておくべき用語が載っているので、1冊持っていると安心です。
私の場合は漢字で表記すべきなのか、ひらく表現が正しいのかを調べることが多いです。
他によくチェックしているのは登録商標について。
登録商標された名前は商標権を得た企業の知的財産なので、その商品を指す場合ではない場合は一般名を使う必要があります。
主な登録商標と一般名の例を挙げると…
WALKMAN(ソニーの登録商標)→【一般名】ヘッドホンステレオ、携帯オーディオプレーヤー
サランラップ(旭化成の登録商標)→【一般名】ラップ
ガチャガチャ(バンダイの登録商標)→【一般名】カプセル自動販売機、カプセル玩具
UFOキャッチャー(セガの登録商標)→【一般名】クレーンゲーム機
メモリースティック(ソニーの登録商標)→【一般名】メモリーカード
ブルートゥース(登録商標)→【一般名】近距離無線通信規格
WALKMANは本当に有名ですよね。このように、もはや代名詞として使われがちなワードを登録商標と知らずに使ってしまわないよう、日々気を付けています。
登録商標については以下のサイトで調べられます。
また、用字用語辞典には一般的に誤用されやすい言い回しについても記載されているので、参考にしています。
少しだけご紹介すると…
天地無用
例:天地無用の荷物
○上下を逆にしてはいけない
×上下を気にしないでよい
奇特
例:いまどき奇特な人もいるものだ
○他と違って特別に優れていること
×奇妙で珍しいこと
などです。
天地無用はさすがに分かる気がしますが、奇特などあまり使わない言葉を間違った使い方で覚えてしまうと、危険ですね。
用字用語辞典はコンパクトサイズで、収録項目は約14,500とそれほど多くないので、「記者ハンドブック」と併用しています。
その2冊に載っていない言葉や本来の意味を調べたいときは、広辞苑を使います。
自分を疑うことが大事
自分で文章を書く時も、他人が書いた文章をチェックする時も、とにかく疑ってみることが大事だと思っています。
自分も含め、平気で間違った言葉を使う人が多いので、「本当にこういう意味で合ってるんだっけ?」と思ったら、ちゃんと調べたほうがいいと思います。
普段の会話でも間違った言葉を使わないようにしたいですね。
個人的にはブルース・ウィリスをブルース・ウィルスと言っている人が10人中9人いるイメージなので、用字用語辞典に収録してほしいなと思っています。
以上、今回はライターの必需品についてのご紹介でした。
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