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描いたのは季節の移ろい

生徒さんが作品に取りかかる前に何を描くのかを話し合う時間を
設けています。
・こんなに素敵な風景を、こんなにかわいいペットを絵にしたい。
・こんなに哀しかった思いを、絵に残しておきたい。
・こんなに嬉しい事を、みんなに伝える為に絵にしたい。
それぞれの想いや感動や想像があって、モチーフは決まって来ます。
そんな想いのこもった生徒さんの作品を、
ご紹介していきたいと思います。           若林 薫



やすらぎ   (200×200)㎜  アクリル画  SNさん


公園の中央に立つイチョウの大木
その根元に敷き詰められたイチョウの葉
愛犬と一緒に散策した折に
出合った風景だと思います。
 
20センチ四方の小さな画面いっぱいに
黄緑色の葉が積み重なり 
やがて訪れる中秋や晩秋
更に その先に来る木枯らしの冬を
連想させてくれます。
 
作者はいつも対象物をじっくりと観察し
それを自己の内面にしっかりと取り込み
抽象化された型と自分自身の持つ色味を
画面に表出されます。
 
今回の作品も落ち葉であるにもかかわらず
さっきまで枝先についていた葉のむこうに見える
青空を少し感じさせてくれたり
葉っぱの軸のイエローオーカーやバーントアンバーの
深い色が画面にアクセントを与えています。
 
そして更に この色達の上に秋の色が折り重なっていくのでしょう。
季節の移ろいを感じさせてくれる作品に
仕上がっていると思います。
 
                   絵画講師 若林 薫 評





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体育会系の青春


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