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Emotional reasoning(感情的決めつけ)

こんにちは。
今日は自分の感情がどうしても負の方向に傾いてしまって、決まってもいないこと、事実ではないかもしれないことに悩んでしまう時、心の中で不安を膨らませてしまってどうしようもない時、知っておくと少し助けになる知識として「感情的決めつけ」について書きたいと思います。

感情的決めつけとは
英語では 「Emotional reasoning」

これは感情的理由づけ、などとも訳され、アメリカの精神科医バーンズの「認知の歪み」の代表的な10パターンの中にも含まれています。

簡単にいうと、自分の感情によって、ものごとに対し「根拠のない判断」をしてしまうことを言います。

例えば、
自分が挨拶した時、相手が返してくれなかったから「あの人は私のことを嫌いに違いない」とか
グループの中で話題に入れず疎外感を感じた時
「私のことを悪く言っているに違いない」など、
その想いに対して、事実に基づく出来事・根拠などが何もないのに、感情で決めつけてしまうことです。

この感覚が大きく、負の想像を膨らませやすいと、どんどん心の中の不満や不安は大きくなり、とても落ち込んでしまったりモヤモヤが積み重なったりしてしまいます。

なるべくなら避けたい「認知の歪み」の一つですね。

でもこれは、特別な人が持つ歪みではなく、誰しも大なり小なり心の中に持っている思考の一つだとも思います。

「その心配は想像でしかないかも」と分かっていても、不安になってしまう時、心配になってしょうがない時ってありますよね。

今読んでいる貴方も、些細なことに心配し、眠れない夜を過ごしたことがあるのではないでしょうか?
私の note を読んでくれる方は、そんな経験もしたことがあるのではないかなぁと思います。そして私も、そんな経験があります。笑

ですが、要らない心配をいつまでも心の中で大切にしていると「感情的決めつけ」が発生しやすくなってしまいます。

感情から沸き起こる自分の想像は、事実とは一緒ではない場合もある、ということ。
もしかしたら想像した通りかもしれないし、もしかしたら全く違うかもしれないのです。

そこを知識として知っておき、ひょっとしたら今の私は偏っているかも、と感じたら、フラットに出来事を見つめるよう心がけていきたいものですね。

多くの場合は取り越し苦労で、時間が経過すると周りの状況も自分の心も何事もなく平和に流れる場合もあるものだと思います。

「感情の決めつけ」が強い人はそれと同時に「0・100思考」などの思考も持っていて、感情のざわめきが過ぎ去るまで待つことが苦手な人も多いように思います。

心がざわざわしている時は、時間の経過を待つことも大事です。

その時に、出来事の事実(本当に起こっていること)はなんだろう?
他の人から見たらどうだろう?
私が第三者としてこの出来事を観たら同じように感じるだろうか?
など。

フラットにその出来事を見直ししてみましょう。

無意識のうちに感情的決めつけをしていないか立ち止まって考えてみることも、自身の心が偏って苦しくなってしまった部分を、やわらかく解きほぐし、楽にする思考に導いていきます。

大きく深く深呼吸していくために
心が小さく縮こまって苦しくなっていると感じた時、
事実に導く問いかけも、してみましょう。



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