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シチリア定番ナス料理

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

先日作ったトマトソースで、定番のナス料理を1つ。 ナスのパルミジャーナです。 これはシチリアだけでなく、南イタリア全体の郷土料理と言えるでしょう。そして、実は北イタリアでも食べられています。 ただあちらの家庭では真夏に作ることは少ないのですって。 えー、夏の料理なのに? 

理由は北イタリアの家にはまずクーラーがなく、夏場にオーブンを使うと暑くて大変な事になってしまうかららしいです。 一方ナポリ以南ではクーラーがついている家が多いし、一軒家の場合はお庭に夏用の簡易キッチンが設置されていたり、ピッツァを焼くかまどがあったり、そう暑い思いをしなくても調理できるのです。 はいこれ、見ての通りオーブン料理でございます。

スライスしたナスを揚げて(まずは全てがここから始まります)、トマトソース、ナス、モッツァレッラ、パルミジャーノ、お好みでバジリコを段々に重ねてからオーブンで焼きます。 全て火が通っている物なのですが、結構しっかりと焼きます、30分くらいは。 ラザニアもそうですが、しっかり焼くと一体感が出るのですって。 これはフィレンツェ時代にとあるシェフからの受け売りです。

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思っているよりもトマトソースは少なくて良いのですが、今回は入れ過ぎた感じ。相方は喜んでいましたが、私はもう少し少なめの方が好みであります。 これ、何回も書いていると思いますが。 しつこくてすみません。

日本でオーブン料理と言うと「熱々」が原則ですが、こちらではそうでもないのです。 これも常温くらいが一番美味しい。 日本では「常温」と言うカテゴリーに属する物って少ないですよね? 熱い物は熱く、冷たい物は冷たくですから。 ところがヨーロッパ、「常温」で出す物が結構あります。 熱過ぎたり冷た過ぎたりする物をあまり好まない。 サラダもフルーツも冷やしませんから。 あっ、スイカは冷やすかな。 

準備が少し遅れたので、オーブンから出して10分くらいで食べ始めました。

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まだかなり熱かったのと、トマトソースが多過ぎたので、綺麗に切れません・・・。 

この自家製トマトソース、ソース用の完熟トマト使用しているのですが濃厚な味です。 私には甘過ぎるくらい甘い。 もう少し酸味があっても良いとは思いましたが、美味しく焼き上がって満足。

今回は暑過ぎるとか、多過ぎるとか、「過ぎる」のが多かった(笑)。

月曜日のnoteさんからのお知らせ、今週はこれでした。

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有難うございました。

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