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予定していた物を作りました

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

まずは電気が戻ったことのご報告を。 いきなり文明の力を失って、夜7時半から翌日の13時過ぎまで約18時間、電気のない生活をしました。 ブレーカーが落ちて家の中の電気は全て失いましたが、庭の水道からはちゃんと水が出るので、バケツで汲んでトイレに設置。 小さなLEDの懐中電灯や蝋燭で夜を過ごし、とにかくやることないから早めにベッドへ。 スマホやタブレット、PCの充電もできないしね。

翌朝なかなか電気屋さんと連絡つかず、やっとついたけど来るのはお昼過ぎということでした。 でも、ちゃんと13時には来てくれた! なんと2時間かけて原因を探す作業、ブレーカーの蓋を開けて中をチェック、その後もあちこちのコンセントの蓋をドライバーで開けて、あーでもない、こーでもないと・・・。

結局キッチンの一つのコンセントの蓋を開けたら、そこに原因があったらしいです。 詳しい事は聞いてもよく理解できませんでしたが、要するに元々の回線、配線に不具があったらしい。 それが最終的に時間を経てショートの原因。 この家に引っ越して17年、限界に来たらしいです。

まぁとにかく電気のある生活って、素晴らしい。

話を変えて・・・。 先週ポークのマスタードソースを作った時、パリで食べたこちらを思い出して、塊肉で作ろうと思った私。

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でね、ポークのヒレ肉を一本購入しました。 その時にお肉屋さんと話をしていたら、「牛乳で煮込む方法がある」と聞いたので、それをやってみました。 肉を凧糸で縛って、表面を焼き付けて、被るくらいの牛乳を加えて煮ていきます。 ローリエも加えてみました。 ところが・・・。 途中で牛乳が分離。 やばいと思ったけれどそのまま煮込んで、一度お肉を取り出して、ハンドミキサーを突っ込んでガーッと。

お肉は切り分けてお鍋に戻し、そうだ、マッシュルームの入れるのだったと。 その時点で付け合わせのインゲンだとかポテトだとかも用意して、電子レンジがない我が家なので茹でるのにそれぞれ鍋が必要で、茹でては鍋を洗ったりしていたものだから、かなり力が尽きていたのです。 マッシュルームを炒めなくてはいけなかったのですが、更にフライパンを取り出すのができない・・・、億劫。 なので生のまままっっ主ルームのスライスをお鍋に放り込んだ私です。 そして最後にマスタード。

その結果? 見事に酷い物が仕上がりました。

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すっごく不味そうでしょう? ガーしてもやっぱり牛乳分離の気配はしっかりと残り、生のマッシュルームから出た水分で薄まり、全然ソースができていない・・・。 味自体は食べられないというわけではありませんが、テンション下がりまくりです。

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インゲンとじゃがいもは、茹でた後バターでソテー。 まぁ食べたけど作りたかったものとは全く違う。

で翌日、リメイクです。 なんとかもう少しまともな物にしたい。 半分残っていたお肉を有効活用しましょう。

単純にフライパンでマッシュルームを炒め、生クリームとマスタードを加えていつものソースを作り、そこへ切ってあるお肉を投入。 生クリームを煮詰めながらお肉を温めるって感じです、電子レンジないから(しつこい)。

出来上がり。

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これこれ、こういう感じにしたかった。 上にピングペッパーを乗せたら合いますねぇ。 ご飯ともマッチします。

だけど・・・、別に塊肉でやるメリットなかったわ。 これからは普通に切り身で作ります。 

人生、無駄な事はしなくても良いという学習をしたお話でした。

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