この夏行きたい美術展5選 2022年
お久しぶりです。
ちょっと目を離していたあいだに春夏の美術展が終わってしまい、あまり紹介できませんでした。。
気を取り直して、夏に注目の美術展を取り上げてみたいと思います。
東京中心の紹介となっています。
自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで
会期:2022年06月04日~2022年09月11日(予約制)
場所:国立西洋美術館
国立西洋美術館リニューアルオープン記念として、ドイツのフォルクヴァング美術館と協力して開催される展覧会です。
印象派とポスト印象派を軸にドイツ・ロマン主義から20世紀絵画までということで、印象派好きな方には特におすすめです。
テーマは「自然」。
巨匠たちがどのように自然を描くのか注目です。
また、国立西洋美術館の新しい収蔵品である、世界的に注目を浴びている北欧作家ガッレン=カッレラによる作品が本邦初公開されます。
こちらも注目ですね!
ゲルハルト・リヒター展
会期:2022年06月07日~2022年10月02日(予約優先)
場所:東京国立近代美術館
ドイツ・ドレスデン出身の現代アートの巨匠、ゲルハルト・リヒターの個展です。意外にも東京では初開催とのこと。
激動の時代を生きているリヒターの経験をバックグラウンドに、さまざまな素材を使って表現される作品たちは、私たちにどんなインパクトをもたらすのでしょうか。
印象派からエコール・ド・パリへ スイス プチ・パレ美術館展
会期:2022年07月13日~2022年10月10日(予約優先)
場所:SOMPO美術館
スイスのジュネーヴにあるプチ・パレ美術館は、19世紀後半から20世紀前半のフランス近代絵画を中心とする美術作品を収蔵しているそうです。
なんと、このプチ・パレ美術館は1998年から現在まで休館中。
そんななか、日本では約30年ぶりとなるコレクション展が開催されることになりました。
印象派からエコール・ド・パリに至るフランス近代絵画の流れが紹介される
展覧会となっているそうですが、プチ・パレ美術館はあまり世に知られていなかった画家たちの作品も数多く収蔵しているとのこと。
あまり知られていない画家の名品が見つけられるのではないかと思うとわくわくしますね!
ボストン美術館展 芸術×力
会期:2022年07月23日~2022年10月02日(予約制)
場所:東京都美術館
「芸術×力(げいじゅつとちから)」と題して、日本美術のコレクションが多いボストン美術館から国宝級の作品が里帰りするとともに、エジプト、ヨーロッパ、インド、中国、日本など世界各地の芸術作品が公開されます。
当初の予定から2年越し、ということで期待も高まりますね。
今は「アート」というと、美しく綺麗なもの、自己表現のような意味合いを持つものとしてみられているかなーと思うのですが、元々は「富と権力の象徴」のようなものだったと個人的には考えています。
芸術作品はお腹を満たすためのものではない。
ということは、余裕がある人にしか作ることができないし、維持できないんですよね。
古くから残る芸術作品の多くは、王侯貴族や上流市民、あるいは絶大な権力を持った宗教によって生み出され、今日まで残されています。
こういう人にとっては、自らの権力を誇示したり、外交に用いたりと
超実用的!に使われている芸術作品。
この展示ではそのあたりに言及されるのかと思うと心躍ります。
佐藤卓TSDO展 〈 in LIFE 〉
会期:2022年05月16日~2022年06月30日
場所:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
最後はちょっと変わった展示会。
「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」などのパッケージデザインで有名な佐藤卓さんの展示会です。
キーワードは、"in LIFE"。
日常のなかのデザインを楽しみたいですね。
トークイベントはYouTubeでライブ配信され、録画配信も予定されているとのこと。普段はなかなかパッケージデザインをしている方の話を聞くことはないと思うので、デザインに興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがだったでしょうか?
印象派以降の展示が充実していて、印象派好きには忙しい時期になるのではないでしょうか。
佐藤卓展も、現在幅広く活躍されているデザイナーさんが作り出す身近な日常の中のデザインが見られそうなのでチェックしてみてくださいね。
それでは〜!
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