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脳ある鷹は爪を隠す

みなさん、こんにちは!月曜日ですね〜!今週も月〜金でブログ頑張っていきます!今日は15日目、孫子の兵法もいよいよ折り返しの「第6章 虚実篇」です。「戦いは心理戦である」そして、「自分の実力を悟られずに隙を突く」と言う話でございます♪


第六章虚実篇のポイント

  • 「虚」は弱点、隙、欺き、または見せかけを指す

  • 「実」は強み、実力、または真の状態を指す

  • 上記の「虚」「実」を正確に把握して、見抜くことが大事である

  • 相手を欺き弱いと思わせて、自分たちの強みで勝つ

  • 強みを見せつつ、弱点や弱い場所をつく

  • 敵に偽の情報を与えて、判断を誤らせる

  • 自らの意図を隠して混乱させる

  • 軍の体系は「無形」で「水のように」戦う

  • 味方は「集中」させて敵は「分散」させる

(虚実篇ストーリー)ダブルフェイスサラリーマン勇太

佐藤勇太(35歳)は、大手IT企業で働く平凡なシステムエンジニア。会社の同僚は、黒縁メガネをかけた彼のことを「暗い」「コミュニケーションの苦手な奴」と馬鹿にしていました。オフィスでは、パソコンに向かってひたすらコードを書いている姿しか目にすることがなかったからです。しかし、これは勇太の「虚」の姿に過ぎませんでした。

夜になると「GuardTech」という急成長中のサイバーセキュリティ企業の社長に変身。最新のAI技術を使った革新的なセキュリティソフトウェアを開発していたのです。質の良いブランド品を身にまとい、オンラインで世界中の一流エンジニアを指揮する姿は、まるで別人でした。

オンラインの匿名フォーラムでは世界中のハッカーと交流し、最新の情報を収集ししていました。その中である日、ある大手IT企業が新製品を開発しているという情報が入り、コミュニティは盛り上がっていましたが、勇太は冷静でした。自社が既にさらに優れた製品を開発済みだとわかっていたからです。

1ヶ月後、勇太が代表を務める「GuardTech社」はいよいよ準備していた画期的なセキュリティソフトを発表し、一躍IT業界の注目を集めました。勇太は匿名の天才CEOとしてそのアバターイラストが業界誌の表紙を飾りました。

次の日の社員食堂では、その業界誌をめくりながら同僚がため息混じりに「こんな匿名SEに憧れるよな〜。もしかしたら、昼はサラリーマンSEだったりしてなあ。」と呟いています。それを横目に、勇太は無言で焼き魚定食をかき込んでいるのでした。

数年後に株式上場を目標にしている勇太は、相変わらず昼と夜、2つの生活を淡々と送り続けビジネスチャンスを狙っているのでした。

「虚実篇のストーリー」いかがでしたか?こんな話聞いたことあるな〜って思ったら日本のドラマにも結構ありました♪

静かなるドン、名探偵コナン、スパイファミリー

名探偵コナン: 高校生探偵として活躍する工藤新一が、組織を追うため、小学生のコナン・エドワガワとして暗躍する
名探偵コナン: 高校生探偵として活躍する工藤新一が、組織を追うため、小学生のコナン・エドワガワとして暗躍する
平凡な一家を装いながら、スパイ、暗殺者、超能力者として活動する一家の物語。

2つの顔を持ち、「実」の部分では非凡なヒーロー!こういったキャラクターが日本の漫画には結構使われていますよね。その「虚実」のギャップが読者や視聴者の心を捉えて離さないのだろうと思います。そんなふうに、「虚」と「実」を操ってみたいですね♪

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