見出し画像

【地方転勤妻】暇すぎてお金について考えてみた話

我が家は夫婦二人暮らし。夫はサラリーマンでお金は各自で管理しています。私は週3の時短パート勤務のため、家賃や光熱費などは夫が払ってくれています。私は自分のことと食費、日用品を担当。冬になってストーブの灯油代も担当させてもらってます。
各家庭でいろいろな担当があるかと思いますが、我が家はひとまずこのチーム戦で数年やっています。

一週間は7日。私はそのうちの半分以下の勤務のため、ほぼお休みです。地元の関西からも遠く、近所に友人もほぼいないため、家にいるか散歩しているかで休日は終わります。まさに暇。ほぼ老後のような暮らし方です。元気で健康体な老後ライフ。そんな今の暮らしは、一人でぶつぶつ考えるのが好きな私にとっては最高な環境です。
たしかに環境は最高です。でも、残念ながらお金のゆとりがない。お金がないならもっと働けばいいのに、そんなに志が高く持てない。頑張りたくないし、正直、ゴロゴロしていたい。じゃあ、ないなりに暮らしを最大限に楽しもう。そんな感じで暮らし方を再点検してみました。

食をメインの娯楽にする

食費は私が担当。月に4万円までとしています。二人暮らしだともっと節約できるかもしれません。美味しいものを食べていると幸せになるので、お金のことはそんなに考えないようにしています。
食で決めているのは、①できるだけ近い産地のものを選ぶ②調味料はなるべくシンプルなものを選ぶ③夫も喜びそうなメニューにする、です。ちなみに夫は料理が好きなので休日は作ってくれます。健康には配慮しているつもりですが、甘いものもインスタントも大好きです。

食をメインの娯楽にしているので、食べること以外にも作ることも楽しむようにしています。最近は毎週クッキー作りをしています。クッキーの材料で小麦粉がたくさんあるので、次はパン作りにも挑戦しようと思ってます。
あとはぬか床を買ったのでぬか漬けも。野菜が安くて美味しいので、毎日茹でた野菜と食べてます。夏は梅酒も作りました。来年が楽しみ。今度は茶道にも興味が出てきたので、抹茶をたててお茶時間をさらに充実させる予定です。
図書館で本を借り、楽しめそうなものは挑戦しています。新しいことがほとんどなので、脳の活性化にもなります(老後のボケ防止的な)。図書館は無料だし、食べたらお腹も気持ちも美味しいので一石二鳥以上になります。新しい自分の一面も知れるので楽しいです。

美は優先順位をつける

接客という職業なので見た目には気をつけています。それなりにおしゃれもしたい。美容院には2ヶ月に一度行きたいし、季節が変わればメイクも変えたい。でもそんなお金のゆとりはない。ということで、私の中の優先順位はこれら二つとし、その他のスキンケアを見直しました。

まずはシャンプー。以前はサロンでしか変えないものを使っていましたが、それよりも美容院でさっぱりしたい。気分転換がしたい。ということで、石鹸シャンプーに変更。実は頭皮の脂や汚れがとれて、髪が健康になればシャンプーは何でもいいんですよね。気づきました。お陰で金額は0が一つ変わりました。(5000→500)いずれは湯シャンにしたいと思ってます。
次に化粧水。毎月何千円もかけてお手入れしてましたが、皮膚科医の本を読むとこれらは無駄なことだと知りました。それからは全て無くしてワセリンのみにしました。洗顔料も純石鹸に変更。これと同時にメイク用品も再点検。なるべくお湯で落とせるものに変えました。お湯で落ちないメイク用品も、指で優しく撫でるとお湯と石鹸で落ちます。角質もなくなり肌が柔らかくなりました。フェイスパックなくとも、すべすべです。おすすめです。
洗濯洗剤も石けんに変更。柔軟剤がなくても匂いがなくなり、ちょっと得した気分。服もたいして汚れていないので問題ありません。

産まれてての赤ちゃんを洗うかのように、36歳の自分を大事に洗ってます。恐らく世の中に、母と自分以外に大事に身体を洗ってくれる人なんていないんですよね。遠い昔の母に感謝。
こうして、①美容院に2ヶ月に1回いく②季節ごとにメイクを変える、の2点は楽しめるようになりました。ちなみに髪はブリーチし金髪を楽しんでいるので矛盾もあります。

あればいいな、はなくてもいい。欲しいものは1ヶ月悩む

実はちゃんと浪費もします。
最近の浪費はおせち料理。毎年お正月が来るたびに、おせち料理を食べたいと思っていました。おせちは大好きな食事の一つなんです。自分で作ればいいのですが、料理が苦手で多くの品目を作れません。でも小さい頃に実家で出ていたおせち料理が大好きで、どうしても食べたくて注文しました。ちょっと高かったけど何年も食べたかったものなので、よしとしました。
あとは、下着など身につけるものもお気に入りを買ってます。
以前はユニクロなどで購入してましたが、あまり身体にしっくりこず。垂れてきた身体をちゃんと支えてくれ包み込んでくれる下着に変更。ラインが変わりました。しかも気分も上がる。この贅沢は手放せません。

他にも本やメイク用品など細かい浪費もあります。これらもすぐには買わずにネットのお買い物カゴに入れ、最低1ヶ月は悩むようにしています。大体はいらなくなります。1ヶ月以上あるものは買いますが、たまに失敗することもあります。値段が安いことが理由のものは、実はそんなに必要じゃないことが多いです。あればいいな、ぐらいでは買わないほうがマシだと気付けました。捨てる手間も面倒だからです。私はなるべくぐうたらしておきたいのです。

自分で作り出す人に出会った

最後は、長野に来て出会った人たちに気付かされたことです。
今までの私は、欲しいものは買ったりサービスを受けて満足していました。お金を支払った対価として娯楽を得ていました。
しかし長野で出会った人は、農家さんのように自分達で作っている人が多くなりました。自分で作った服を着ている、アロマを調合しお気に入りの香りを纏っている、好きなアクセサリーを作っている、ジャムやお菓子作りをしているなど。そしてそれらを物々交換し、さらに暮らしを豊かにしています。材料を買うにはお金は必要だけど、交換している間にはお金のやり取りは発生していないのです。正直、驚いた。お金がなくても暮らしは豊かになれることを知れたからです。

当たり前ですが、自分一人でできることは知れてます。満足して、終わり。でも自分で何かを作る人って、作る間も楽しいし、人に喜んでもらえたら嬉しいし、何かをいただいても嬉しい。好きな人に渡せて、好きな人からもらえたらより嬉しい。私もその輪に加わりたい。こうして、クッキーや手芸、ブログを始めることになりました。
暇すぎてお金のことを考えていたら、人間は自分にできることを試行錯誤し何かを生み出すらしい。暇が退屈、と言い出したのは誰だ。老後が暇でもいいじゃないか。暇は最高の娯楽じゃないか、と思った36歳秋。

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

お金について考える

サポートお願いします!いただきましたサポートは、新たなネタ集めの交通費として使わせていただきます🙏