見出し画像

おしりかぶれとの上手な付き合い方!(育児編)

子育て中のお父さん・お母さんなら、誰でも経験したことがあるのではないでしょうか。赤ちゃんのもちもち可愛いおしりが赤くなったり、ブツブツができたり、ひどい場合には皮がむけてしまうことも…。おしっこやうんちが出るたびに泣いたり、おむつ替えするたびに泣いたりします。まずは予防が大切ですが、予防してもかぶれてしまうことが多いです。
そこで、今回は予防と対策についてお話します。

1.おしりかぶれの原因

赤ちゃんは1日に何回もおしっこやうんちをします。それは、膀胱の容量が小さいこと、胃に母乳やミルクが入ると腸が働いて便を出すという反射があることが理由です。授乳をしている最中に赤ちゃんがうんちをするのはこの反射があるからなのです。
おしっこやうんちをするとおむつ内の湿度があがり肌がふやけます。そこにおしっこやうんちが触れると、その中に含まれる細菌や尿素による刺激でおしりがかぶれてしまいます。

2.予防できること

まずは予防しましょう。ポイントは5つです!

1.おむつをこまめに替える
2.おむつ替え時はやさしく押さえ拭き
3.うんちをしたらぬるま湯で流す
4.うつぶせ寝をする
5.おむつを見直す

これから順番にお話していきます。

2-1)おむつをこまめに替える

おしっこやうんちをしたらこまめに取り替えましょう。汚れたおむつのまま長時間いることでおしりかぶれが起こります。特に授乳の前後はおむつが汚れていないか確認をします。

2-2)おむつ替え時はやさしく押さえ拭き

赤ちゃんのお肌は大人よりも薄くデリケートです。おしりを拭くときはやさしく、押さえるように拭きましょう。ゴシゴシ拭くことでお肌が傷ついてしまいます。おしりふきをぬるま湯に濡らし、水分を多めに含ませて拭くこともおすすめです。

2-3)うんちをしたらぬるま湯で流す

うんちで汚れたおしりは、おしり拭きでは拭きとりにくいことがあります。特に紙おむつは水分の吸収がよく、時間が経てば経つほどうんちが乾燥しておしりにこびりつきます。そうなると、押さえ拭きではなかなか拭きとれないのでぬるま湯で流してあげましょう。流した後はティッシュなど乾いたものでやさしく水分を拭きとります。
市販の赤ちゃん用シャワーボトルを利用するといいです。赤ちゃんにお薬を飲ませる用のスポイトでも代用できます。手作りするならば、ペットボトルの蓋に5~6か所穴を開けたものを用意して利用する方法もあります。

2-4)うつぶせ寝をする

赤ちゃんは寝返りをするまで1日中仰向けで寝ていることがほとんどです。そこで、おしっこやうんちがおしりに付く時間が減らせるように寝る体勢の工夫もできます。うつぶせ寝はおしりが床につかず、おしっこやうんちも付きにくくなります。
※ただし、うつぶせ寝には窒息しないように注意点が3つあります。
①ある程度の硬さのあるマットレスなどの上に寝かせる。
②顔を左右どちらかに向かせる。
③日中、目の届く時間帯や場所でする。(夜間はできません)

うつぶせ寝は怖い!と思われがちですが、注意点さえ押さえれば他にもメリットがあります。頭の形が整いやすい、おなかが温まって眠りやすい、満腹のときに楽な姿勢である、胸郭が広がり肺が発達しやすい、首がすわるまでの発達をサポートする…などがあげられます。

2-5)おむつを見直す

いろんなおむつが販売されていますが、お値段、品質、サイズ感はメーカーによってそれぞれです。「どのおむつがおすすめですか?」と質問をいただくことが多いですが、答えは「分かりません」。なぜなら、肌質は人それぞれだからです。この子には合っていてもあの子には合わないこともあるからです。兄弟であっても合うおむつが異なることもあるのです。
おむつを購入する際、まずは気になるおむつを試してみましょう。もしも、おしりかぶれを予防しているのにお肌の調子が悪い時は別のおむつを試してみるのも一つの方法です。

3.おしりかぶれになった場合の対策

予防していてもおしりがかぶれることはあります。かぶれてしまった場合はどうしたらよいのか、4つお話します。かぶれた場合も基本は上記の予防の方法を行ってくださいね。

1.お茶で洗い流す
2.油分で保護する
3.おしりを洗う
4.小児科に相談する

詳しくお話していきます。

3-1)お茶で洗い流す

おしっこやうんちをした場合、赤ちゃん用シャワーボトルや赤ちゃんにお薬を飲ませるスポイトなどを使い、お茶でおしりを洗い流しましょう。ほうじ茶、麦茶、緑茶など、どんなお茶でも構いません。おうちで普段飲んでいるお茶を利用しましょう。お茶には殺菌効果があるのでおしりかぶれにも効果的です。冷たいと赤ちゃんもびっくりするので、ぬるめのお茶を使用してください。

3-2)油分で保護する

おしっこやうんちをきれいに拭き取った後は、皮膚を保護するために油分を含んだものを塗りましょう。身近なものだとワセリンです。授乳中の場合、乳頭が痛いときに使用するクリーム(商品名では、ピュアレーン、ランシノーなど)をお持ちの方もいるかと思いますが、それでも代用できます。

3-3)おしりを洗う

なかなかよくならないおしりかぶれの場合、沐浴や入浴以外でおしりを洗う方法もあります。やや深めの洗面器に38~39℃のお湯を入れ、下半身をつけておしりを洗いましょう。石鹸を使用してもいいですがお湯で洗うだけでもいいです。

3-4)小児科に相談する

それでもよくならない場合はかかりつけの小児科に相談しましょう。たいていは亜鉛華軟膏(サトウザルベ)が処方されると思います。おむつを替える毎に仕上げでお薬を塗りましょう。おむつを使用している間は、おしりかぶれが良くなったとしても処方されたお薬をお守りとして持っておくと安心かもしれません。なぜなら、予防していても再びかぶれることがあるからです。

4.まとめ

おむつを使う間、おしりかぶれとは切っても切れない関係と言っても過言ではありません。私自身も子育てをする中でおしりかぶれとは長年のお付き合いをしてきました。どんなに頑張って予防していてもなるときにはなります。トイレトレーニングが完了した時は、子供の成長を喜ぶと共におしりかぶれとのお別れに喜びました。

ぜひ、今日から早速予防しましょう!

1.おむつをこまめに替える
2.おむつ替え時はやさしく押さえ拭き
3.うんちをしたらぬるま湯で流す
4.うつぶせ寝をする
5.おむつを見直す


もしも、おしりかぶれになってしまったら

1.お茶で洗い流す
2.油分で保護する
3.おしりを洗う
.小児科に相談する

赤ちゃんのもちもち可愛いおしりを今日も守ってあげましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?