<知識編> 繊細な香りの情報をキャッチし、脳内にマッピングするための知識。
まず最初にボクが思っているテイスティングの本質をお話しておきます。
テイスティングの本質とは「美しさ」を理解するための学びです。
美しさとは、どのような状態のものであるのかを、脳で感覚として感じ取るための学びであるのだと思っています。
そして美しさとは、感情と繋がっているものでもあると言うことです。
ですので、最終的には”感覚によって感情を感じ取る”というところに至るまでの道を歩んでいくためのアプローチを学ぶ必要があると考えているのです。
それを学んでゆく過程の中で、キチンと脳内に香りの情報をマッピングすることができてくれば、コメントは自然にできるようになります。
ですのでコメントをしたいのであれば、テイスティングで重要なことは、香りの情報を脳内にキチンとマッピングをすることにあります。
自然にそれが出来ている人はテイスティングに悩むことはありません。
正しいマッピングをするためには、その前段階があります。
それが、脳裏で香りの情景が感じられるようになることです。
その脳裏で感じた香りの情景を元にマッピングをするためです。
脳裏で香りの情景を感じられるようにならない限り、正しいマッピングはできないのです。
そのためには何をしていかなければならないのか?
それこそが初めに学ばなければならないことなのです。
口の中で広がる情報を理解するためには、フレーバーの成り立ちを”知識”として理解しておかなければならないと考えています。
フレーバーの成り立ちとは、その言葉の意味のとおりすべて登場している。
そのすべて登場している繊細な香りの情報までを脳がキャッチしなければならないことに難しさがあり、そこには繊細な香りの情報をキャッチするための息の抜き方というものが実はあることに気づいている。
それは実践編で紹介をしています。
知識を得ることは比較的簡単なのだが、感覚でそれを理解することは非常に難しいことを経験から知っている。
経験からお話をすると、”意識”と諦めないという気持ちがあれば、感覚は育成することができる。
まずは知識を学び、そしてそれを感覚で理解をするために実践することである。
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