魔法使い
魔法使い、男の子で世界的に有名なのは…『ハリー・ポッターシリーズ』
未だに一定数、本を借りていく生徒がいます。
魔法が使えたら・・・どんなにいいでしょうね。
先月末、母が急遽入院となり、父と二人で先のことについて頭を抱えています。母のことだけを考えると、家で過ごすのが1番なのは言うまでもありません・・・が、パーキンソン病という病気は治る病気ではないようなので、母のネガティブな気持ちに応えていくことは結構堪えます。
まだ父が頑張ってくれているので仕事も行けていますが、コロナ禍の中、老々介護がいつまでもつかはわからず・・・
病気の治療は日々進歩していますが、まだまだ分からないことも多いようで、人の体は本当に不思議です。
物語の中にでてくる魔女といえば、昔話のせいか、お婆さんのイメージが多いけれど、魔女って結構な高齢で、一人暮らしのお年寄りですよね・・・元気(?ではないかもしれませんけど)でいられるのは、やっぱり魔法が使えるからでしょうか?
魔法使いのお話、それも図書館が舞台やテーマになった本はいくつかありますが・・・
『学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、図書館にいらっしゃい』と鎌倉の公立図書館の司書のかたのTwitterが話題になったことがありました。
この物語はある図書館の司書と、学校へ行けない中1の女の子のお話から始まります。
図書館のサービスのなかにレファレンスというものがあります。調べたいことがあるとき、資料を探したり、探し方を教えてくれたりするサービスですが、学校へいけなくなってしまった主人公の草子は、司書の深津さんが書いてくれた「しずかな子は、魔女にむいてる」というメモを見て、どうしてもこの本を読んでみたいと思い、レファレンスをお願いすることにします。
しばらく待った後、草子は深津さんから本ではなく、白い紙の束を渡されるのですが、そこにはある魔女と2人の女の子の物語が描かれていました。
話すことが苦手という人もいます。
黙っていることが苦手という人もいます。
正反対のようでいて、本当は同じなのかもしれない。
ちょっとの勇気で未来を変える魔法を、誰もがもっているのかもしれない。
「じぶんの心は、じぶんだけのもの」
司書というと「本のことは何でも知っている!」と思われがちですが、
実は、私は子どものころからの物凄い読書家というわけではありません。
まして、次々と出版される本の全部を知ることは無理です。
司書の資格を取るときに、初めてレファレンスのことも知りました。そして、このレファレンスを受けるための講義で、資料を調べる方法を学び、実習で色々なツールを使ってみました。
そして・・・レファレンスを受けることが出来るようになるのは、知識と経験が必要なんですよね・・・まだまだ私は修行の身です。
(そう思えば、司書がレファレンスを受けることも、ちょっとした魔法のようなものなのかもしれない・・・と読後に思ったりしました。)
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