見出し画像

LINE CREATIVE Meetupに参加してきました!

こんにちは、Kaoriです。
株式会社CAMという会社でWeb/UIデザイナーをしています。ちょくちょくデザイン系の勉強会に参加してはレポートを発信したりしています。

今回LINEの皆様が、実際の仕事の進め方やデザインのノウハウを発信してくださる!とのことで、迷わず申し込みしました。先着順で参加できたのはかなりラッキーでした☺️

今回も内容の自分なりのまとめと、感想を書きたいなと思います!


LINEデザイナーの仕事の範囲

📌UIデザイナーの場合

1. 要件定義
2. 開発(詳細設計)
3. QA

・要件定義のフェーズからデザイナーが携わることが多い
・重要なのは課題を解決するにあたり、デザイン思考をデザイナー以外のチームメンバーに共有/浸透させること
・QAの段階では実機で見ることが重要
 そこからまたディティール、バランスの微調整をする

・マルチプレーヤーよりはスペシャリストになることを求めている
・以前はデザインのことは全てUIデザイナーがやっていたが、最近は分業、細分化している
・専門性を活かしたスペシャリストとしてそれぞれが能力を発揮する

📌BXデザイナーの場合

企画のふんわりしているところを形づくることがデザイナーの仕事
・企画から携わることが多い
・ユーザー視点の質問を投げかけ、担当者が企画書には落とし込んでいない思いがけない要素やキーワードを吸い上げる
競合他社の研究は徹底的に行う
 そこからブランドストーリーを作っていく
 ここをしっかりすることで根幹がしっかりするのでデザインがブレない

LINEデザイナーの悩みと解決策

💭LINEらしいデザインとは何か?

こうあるべきだ、という正解ではなく、自分がこうしたいというので正解を作っていくスタイル。否定は絶対にせず色々な考えを受け入れてくれるLINEの環境だからこそ。

自分が1ユーザーとして「こうなったらもっといいな」と思うことを担当者にガンガン提案していく。これが実現に繋がりやすい。

💭デザイン案がサービスの将来像を示しているかどうか?
💭課題を解決しているのか?ユーザーベネフィットに貢献しているか?
💭プランナー、マーケターやエンジニアなどと同じゴールを共有できているか?

コンセンサスを得るためには、デザイン思考をしっかりチームに伝えることが重要。

LINEらしさとは

📌シンプル

「究極のデザインとはデザインしないことだ」
究極のデザインとは必要不可欠なものしか存在しない状態を指す。
直感的で使い勝手に優れていること/ものは、単純化されていてシンプルである。

📌ユーザー視点

クライアントはユーザーなので余計な情報や企業のエゴはいらない。
ユーザーがいかに使いやすくて楽しめるかが重要。
だから結果的にシンプルになりやすい。
直感的に感じてもらえるデザイン、アウトプットになっている。

LINEらしいBX

📌シンプリシティ
シンプルでミニマライズされたデザインが特徴的。
情報過多で受け手が入る余地がなくなってしまうケースが多いなか、LINEの場合は、ユーザーに直感的に伝えるためシンプルなデザインにしている。
あらゆるユーザーにとってパーソナライズされる自由度がある。

📌エクステンダビリティ(拡張性)
幅広いユーザーに利用してもらえるようリブランディングし、世界観を拡張する。ブランド成長やユーザーのニーズによって、表現を柔軟に拡張するのがLINEのデザインの特徴。

📌パブリシティ(浸透力)
沢山な競合が存在し、ユーザーにとってなにがお得で使いやすいのかわかりにくい状況で、伝えたいことを無駄なくユーザーに伝えるために、LINEは情報を極力絞りシンプルなメッセージにして受け手が情報過多になるのを防いている。ユーザー導線に合わせて柔軟なデザイン展開をすることがLINEデザインを広く世に浸透していくことに繋がっている。

ユーザー視点を持ち、導線に基づく綿密な情報整理をすること。
それを柔軟にデザインに落とし込んでいくことでデザインが構成されていく。

LINEのクライアントはユーザーであり、余計な情報はいらないという前提の上でできるBXである。

LINEらしいUI

📌不要な要素を極限まで削除する
企画の人が必要と提示してきた内容も全部入れるではなく、ユーザーの使いやすさを求め究極のシンプルを追求している。

📌ディティールには徹底的にこだわる
シンプルを突き詰めるとディティールのコントラストが目立ってくるため。

📌本当にバランスのとれたところを追求する
数字的に整理されていれば綺麗と言う考えに陥りがちだが、画一されたマージン設計だから統一して綺麗なデザインであるとは言えない。

(例:テキストの上は15pxだけど下は16px、カードとカードの間は11pxなど)

感想

今私のいる部署では、新規や大型リニューアル案件を除き、要件定義のフェーズからがっつり入っていくことはあまりないので、そこでの動き方などとても勉強になりました!(サービスがかなり多いということも理由のひとつ)

ユーザーにどうなってほしいのか、何を一番大切にしていきたいのかをしっかり考えることで、そのサービスの「らしさ」が出てくるんだなぁと思います。

私はデザイン迷子になってしまうことも多いので(恥ずかしいですが)、こういうところをもっと意識していきたいと思いました。

デザインシステムに関してのお話はまた別途機会を設けてくださるそうなのでとても楽しみです😌🌟

個人的なお話ですが、こういう勉強会で初めて同世代の同じような悩みを持つデザイナーさんとお話できたので、とても嬉しかったです🍀

LINEの皆様、本当にありがとうございました!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?