見出し画像

長男と次男 29

バーンアウト


バーンアウト(燃え尽き症候群)とは、
仕事などに邁進していた人が
突然意欲や熱意をなくしてしまうこと。
文字通り「燃え尽きた」ような状態になり
心身ともに極度に疲弊してしまう。

修学旅行から帰ってきた次男は
完全にバーンアウトになっている。
想定通りと言えば想定通り。

昨年末から別室や適応教室、クラブにも
元よりほぼ行けていない状況だった。
しかし、友達や先生との思い出を作りたいと
力を振り絞って決行した修学旅行への参加。
そりゃ燃え尽きてもしょうがない。

「修学旅行に行けたから再登校できるかな?」
などと、親はここで夢を見てはいけない。

もちろん、そうなったらなったで
ありがたいことではあるが、まずそうはならない。
だって彼は燃え尽きているんだから。

私は、先生方が「期待」の方向に変わらないか
正直なところ少し心配だった。
(それぐらい修学旅行を謳歌していた次男)

しかし、中間テストを促す雰囲気はややあれど
そこまで大きなプレッシャーにはなさらずに
これまで同様、待ちの姿勢でいてくださった。
なんとありがたい…本当に感謝しかない。

バーンアウトはしてはいるが
少し心の中は動きが出ているようにも感じる。
「クラブの引退時期がわからないけど
最後だし行きたいなぁ」
「適応教室も全然行ってないから行きたいなぁ」
「別室もリニューアルしたし、行きたいなぁ」

何度か口に出すのは、
自分に言い聞かせている側面もあるのだろう。
そんなに言うなら行けばいいじゃんと
言えるくらいなら楽なのだが…

いよいよ7月。
中3の夏休みは受験勉強が本格化する時期。

我が家には勉強の風は吹かなさそう。
今遊んでくれている友達が
一緒に遊んでくれなくなる時が来るだろうなと
私は密かにそれだけは心配している。

一応その頃は、通信制高校への申し込みや
作文?小論文?提出みたいなものはあるので
そっちに付き添うことにはなりそうだ。
(心の準備はしとかなきゃ)


まさかの試練が


大学生活を謳歌し始めた長男。
軽音楽部に入りドラムを練習。
スポーツ系サークルにも顔を出し、
とても充実!・・・していたのだが。

まさかの「椎間板ヘルニア」を発症。
推察するに、肥満&ゲーム廃人期間が長く
筋力がうまくついていない状態で
受験勉強に突入していたからかな…

長男としては、やっと手にした楽しい日々。
痛い上に、ドラムも叩けなくなるのか?と
いきなり躓いた気持ちになったのだろう。
イライラをぶつけてくる。

気持ちはわかるし、可哀想にも思う。
でも八つ当たりは完全に間違いだ。

どうやったら痛みが軽減するのか、
ドラムを続けるには何に気を付ければいいのか。
発症機序、どれくらいで治まるのかなど
「自らしっかりした知識を付けて武装し、
できることを探して、自分で闘いなさい」
と長男に言い渡した。

もう1つ言うなら、私もヘルニア経験者。
それでも車の運転もできたし、出産もした。
八つ当たりしている暇があるなら
共存しながら治していけるように考えろ

言った。

少し目が覚めた長男。
ドラムの練習時間は細切れにし、
(やるとなったら2時間以上ずっと叩いてたし)
長時間座りっぱなしがないように変更。
座る時も姿勢を意識し、
少しずつ気持ちも前に向いてきたようだ。

薬を飲んでいないと痛みは結構あるようで
辛い様子の時もあるけれど、
先日は次男の家庭内家庭教師を
立ったままやってくれていた。

妙に傷つきやすくセンシティブな長男。
そしてやることがこれまた極端。
サッカーをやっていた小3の時も
「0か100しかないのか。70でキープしろ」
と、コーチにも言われていた長男だ。

自分の感情をコントロールし、
へこたれない気持ちを育てられたら、
ヘルニアもきっと無駄じゃない
私は思っている。

#66日ライラン
5日目です🍀

***********************************************

XやInstagramでも発信しています。

カオラkaora X
 x.com/kaora2314?t=W6P6zq7m-Zm36M4KmFhOIQ&s=09
カオラkaora Instagram
  https://t.co/nAdRE4zzpn


もしお気に召しましたらサポートいただけますと、とても喜びます✨いただいたサポートは自己研鑽のために活用致します!