次男の修学旅行の話 3
大丈夫そうな雰囲気
中学校のブログ更新をずっと睨み続けていた私。
現地に到着、生徒達が歩いている写真が更新された。
「いた・・・!」
顔はぼかしてあるけど、完全に次男だ。
友達と話しながら歩いている。
もうそれだけで胸が熱くなる(単純な母)。
長男の時もそうだったけど、
もしかしたら先生が気を使って、
画角に入るように撮影してくださっているんだろうか。
夜にはクラスや学年全体の集会があるらしい。
昼間の班行動や部屋は大丈夫にしても
そっちはいけるのか・・・
親は勝手に心配ばかりしている。
そして再びブログ更新。
「いた・・・」
みんなの中に入って、一緒に何かまとめている姿。
(我が子が大きいと見つけやすくてありがたい)
もう大丈夫。
修学旅行初日の夜中、やっと私はホッとした。
次男が連れて帰ってきた思い出
2日目。
今何やってる時間かなぁと思いながら過ごす。
朝イチのブログ更新では、朝食会場の風景。
ここでも明らかに次男、そして隣の親友くん(笑)
親友くんと長男も仲良いので、長男に写真を共有。
すると長男
「やっぱり次男がいないと、ちょっと寂しいよね」
・・・なんだよ、可愛いか君ら😊
3日目。
この日も母は「次男は今何やってるかな」と
思いを馳せながら過ごす。
どんな顔して帰ってくるだろう。
少しでも話せる友達はできただろうか。
嫌な出来事はなかっただろうか。
そしてなにより
楽しい思い出を作ることはできただろうか。
19時頃
「ただいまぁ!!疲れたぁ!!」
帰宅した次男に、私と長男が駆け寄る。
「あ~家だ。安心する!」
「初日の夜、あと2日もある…どうしよう…
って思ったけど、なんとかなったよ!」
「行って良かった。楽しかった!!」
その言葉を聞いて、母はグッと来た。
歩き回って使った旅行のしおり、
カバンに付けた名札、
お土産物の入っていた紙袋。
大事なものをファイルに挟んだ次男。
それと、ワンコとニャンコのぬいぐるみ。
それらを抱き締め、嬉しそうに
「思い出ができた🎵」
もう私は涙ウルウルしながら
良かったね、良かったねと聞いていた。
次男が帰宅して嬉しそうな長男が
そのしおりを見ながら、
「このしおりがボロボロになっているのが
ほんまに嬉しいなぁ。良かったなぁ」
なんて言うもんだから、母の涙腺は決壊。
次男も長男も
「わーわー!泣いてる!!」と焦りながら
どこか嬉しそうに私の泣き顔を見つつ、
次男の尽きない話を聞いていた。
私は、次男にどうしても聞きたいことがあった。
「修学旅行から帰る時、どんな気分だった?」
「最初は、もう早く帰りたいよぉと思ったけど、
最後は『もうちょっと長くてもいいな』と感じた」
…もうそれが聞けただけで十分。
修学旅行というものが、次男の中で
価値あるものになっていた。
そして私はやっぱり泣いていた。
あとがき
長男の時もそうでしたが、
学校に行けない子供達が行事に参加することに対し、
今も賛否両論ありますね。
実際、私がX等でやりとりしている方々の中でも
行事に参加した人、できなかった人、行きたくない人
いろいろいらっしゃいます。
そして、再び私が伝えたいのは、この記事は
「修学旅行には絶対行くべき!」という意味ではない
ということです。
長男の時の自分の失態があったため
私は次男の決断まで待ちました。
本当に、出発の前日まで、いや出発当日にも
ひっくり返るリスクはありました。
そこは腹を括ることに決めていました。
もしかしたら、もうちょっと早いタイミングで
決断させても良かったのかもしれないですが
(もともとはそのつもりでした)
次男の不安定さから、できないなと思ったのです。
今回、次男が修学旅行に行けたのは
次男が親友や先生と一緒に過ごしたいと思ったこと、
自分自身がそろそろ変わりたいと思っていたこと、
それらのタイミングが偶然合致したからだと思います。
次男自身、修学旅行に照準を合わせ
全力を振り絞っていました。
しばらくはバーンアウト症候群でしょう。
でもそれも、次男が選んだことですし
私としても想定内。
またゆっくりゆっくり、パワーが溜まるのを
待とうと思います。
ただ、1つだけ言えるのは
次男自身が決めて、行動に移したこと。
これは彼にとって良かったなと思っています。
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