海辺の食堂を探して。ポリニャーノ・アマーレで地元料理。
レンタカーでアルベロベッロへ向かう途中に立ち寄ったアドリア海の絶景スポット、ポリニャーノ・ア・マーレ。
※詳細は前回の「ガイドブックにない隠れた絶景。「ポリニャーノ・ア・マーレ」を知っていますか?」をご覧ください♡
いやしかし、Ho fame.オ ファーメ。おなかがすいたぞ。
ポリニャーノ・ア・マーレには、断崖に建つ有名なレストランもあるのですが、なにしろお高い。しかも、別にここで高級料理を食べたくはない。っていうか、高いのムリ〜。地元の人たちが集まりそうな安くて美味い食堂がいいわ〜。
たどりついたのは、「L'Officina dei Sapori」
Saporiってのは「味」だから、味の工房? 美味製作所?的な・・・?(イタリア語に詳しい方、教えてください)
今回の旅、レンタカーに乗り込んでGoogle Mapに行き先を入れ、その指示通りに進めば問題なく目的地に着けました。かなりの信頼度。
この食堂だけはややわかりにくくて周辺をぐるぐるしちゃったんだけど、最終的にたどり着いたのは、最初にGoogleさんが指し示したその場所だった。最初っから降りてちゃんと確かめればよかった(ごめんよ、Google)。
お天気良好。地元の人にまざってテラス席テラス席♡
お店に入ると、テラス席におじいちゃんと孫らしき男の子が座っていて、「お客さんかな?」と思ったら、その子が「どうぞ、こちらです」みたいな身振りで案内してくれました。
おじいちゃんも孫たちも総出で(各自、非常にマイペースで)やってる家族経営の食堂。ネコも遊びに来たりして、そうそう、こういうとこに来たかったのよ! 理想通り。
注文は、ガラスケースのお料理を指さす形式。
店内のショーケースに手作りのお総菜がたくさん並んでいて、食べたいものを注文してから各自のテーブルで待つ。オーブンで焼いたり温め直したりして料理を運んでくれ、支払いは最後にまとめて、という形式。
値段はいちいち書いてないんだけど、ま、地元価格だもんね、お得に違いない(そもそもプーリアの物価は安いんです)。
つたないイタリア語でChe cosa è questo?とか聞きながら、海辺だもんね〜魚介よね〜、パスタもいっとくし、野菜も食べたいな〜とズッキーニも。ちょこちょこいろいろ頼んでみました。
ちょこちょこって言ってもけっこうな量があるんだけどね。
地元の味をいろいろ食べるのは旅人の使命だ、醍醐味だ!
レモンのさわやかな酸味が効いたタコのマリネ。軽いアンティパストのつもりで頼んだんだけど、最後の会計時にレシート見たら€12。ほかの料理が安いので、意外とメインディッシュぐらいの値段だった(笑)。
Zucchina Fritta ズッキーニのフリット。€3。シンプルな味付けでおやつ的なおいしさ。箸休めにちょうどよかった。
Gnocchi Sorrent ソレント風ニョッキ。€4。トマト、塩、チーズだけのシンプルな味付け。プーリア州といえばオレキエッテ!なので、ここはあえてニョッキにしてみました。
Timballo Pasta ティンバッロ パスタ。€4。ティンバッロとは、パスタやお米、じゃがいもなどを主な材料として、そこにチーズや野菜、肉などを加えて作るラザニアみたいなやつです。つなぎは卵かチーズ。ここのは2色のパスタで作ってありました。
息子はティンバッロが気に入って「ボクは今日これ!」とモリモリ。
Filetto Orata オラータのオーブン焼き。€5。オラータはイタリアでよく見かける魚。ヨーロッパ産の黒鯛みたいな感じらしいけど、たぶん養殖なのかな、脂が乗りすぎな印象だった。
Pescee Spada カジキ。€7。こちらも脂がきつめ。いつも自宅で使っている鹿児島のお醤油がほしくなりました(笑)。
今回のイタリアでは魚料理よりもタコや貝や海老がおいしかったので、次回はそういうのをせめてみよう。そして、パスタやニョッキはやっぱりどこでもおいしいので、それで充分なのかもな〜とも思いました。たくさん食べられる人はアンティパストもプリモ・ピアットもメインもデザートも挑戦できるけど、わが家は残念ながら少食(ホント残念な胃袋)。
コペルト€3、500mlボトルのミネラルウォーター€1、Peroni€1.5を加えて、合計€40.51(当日の換算で¥5,384)でした。
最後は「Dov'è il bagno?」ドヴェ イル バーニョ?
意外と英語が通じないプーリア州。
「トイレはどこですか?」は絶対覚えておくべきイタリア語ですw
キレイなトイレを借り、次に向かうべき場所「Lama Monachile」の名称もメモで書いてもらいました。
Grazie mille!!
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