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[Book Review]5W1H思考 - プロローグ

数年前に熟読した「5W1H思考」。What/When/Why/Where/Who/How.
誰もが知っているこの「5W1H」を知識としてではなく、考え方の手法として紹介しているこちらの本。改めて読むと、「5W1H思考」には隠れた力、強力なツールであると気付かされます。

今回は、この「5W1H思考」本を、数回に分けてご紹介します。

PEST分析、3C分析、SWOT分析…

様々なフレームワークに疲れた方、フレームワークに「使われて」いた方におススメの本です。

1. 巷で蔓延している「フレームワーク・シンドローム」

フレームワークを効果的に活用して成果を出している人は非常に少ない。理由は以下の通り。

1.見せかけ型:いろんなフレームワーク使ってみました系
 -> 中身がない
2.実況中継型:こういう状況、ああいう状況…ととりあえず整理した系
 -> メッセージがない
3.ヤミクモ型:あれもこれも…なんか混乱してきた…
 -> まとまりがない

これらの症状に共通するのは「何のためにフレームワークを使うのか」がなく、本質的な「問い」へのベクトルが弱いこと。適時適切に活用すれば考えを深める"考具"になるものの、憶えるのも大変で、場当たり的になってしまいがち。

そこでおススメなのが「5W1H思考」。
物事を広く見渡し、本質に迫り、新たな視点や考え方のヒントを与えてくれる。

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2. 5W1Hでこんなことができる、ここまでできる

本書で挙げていたのは以下の4つ。項目 = 章という構成で書かれている。

1. [課題提起]Big-Whyで「真の目的」にさかのぼる
2. [アイディア発想]5W1Hで「思考キャンパス」を広げる
3. [コミュニケーション]Why-Howで「説得力あるロジック」を作る
4. [問題解決]3W1Hで「筋のよい打ち手」に絞り込む

3. 5W1Hで仕事のあらゆる場面をカバーできる

主に以下の4つ。

・何かの課題を着手するとき、物事を考え始めるとき
・思考視野・発想を広げたい場合、ユニークなアイディアをたくさん考えたいとき
・説得力のある骨太のロジックを作り、人を動かしたいとき
・本質的な問題を特定し、筋の良い問題解決を行いたいとき

プロローグはここまで。

次は「1. [課題提起]Big-Whyで「真の目的」にさかのぼる」について、Big-whyとは?、なぜ「真の目的」を考えるのが重要なのか?、どうやってさかのぼるのか?等をご紹介します。


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