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とりあえずやってみる!の、活用と濫用の違い

やらない後悔よりやって後悔
案ずるより産むが易し
悩むくらいならやってみよう!

こういった、名言的なものを、
いつでもどこでも当てはめようとする人がいる。

盗るかどうか悩むくらいなら、
とりあえず万引きしちゃえ!
…んな訳ない。

「そんなの当たり前じゃん。屁理屈かよ?」
って思うかもしれないけど、そうではない。
要するに言葉には「使いどき」がある。
知らず知らずに使いどきを誤ってないか?
を、見直してみる話。

「やっていいのか悪いのか」
の分別がつかずに悩んでいる場合、
とりあえずやってみよう!は当てはまらない。
準備をしなくていい、という意味でもない。

どんな場面にも当てはまる言葉、
なんて都合の良いものはあまり無い。
(都合良く当てはめる、はできてしまうけど)
言葉を盲信して振り回されるのではなくて、
印象に残ったその「いい言葉」を、
「どういう場面で使うのか?」
カードの切り時が、大事なのだと思います。

便利グッズは、
使い方が分からないと便利じゃない。

「とりあえずやってみよう」という言葉は
それ自体すごく良い合言葉なのだけれど、
『準備や判断を放棄するため』ではなく
踏ん切りがつかない『自分の背中を押すため』
に使えるといいな、と

ふと、思ったのでした。

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