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【ITストラテジスト】完全攻略法

こんばんは、☺(かお)です。
完全攻略法の第4弾となりました。

正直、午後Ⅰの試験に自信が無かったので、ダメだろう…と思っていたのですが、一縷の望みをかけて合格発表を待ってみると合格!!
絵に描いたように浮足立って喜びました。
これが浮足立つということなのか!!と謎に客観視して喜んでました(笑)

実際の得点率についても書いていますので、ご検討されている方はぜひ読んでみてください。

資格試験はすべて無料で書きたいと思ったので、全部読めます!その代わり長い(全4,424文字)のであきらめずに読んで参考にしてもらえると嬉しいです!


ITストラテジスト試験の基本情報

合格率は、15%未満の年が多いみたいです。実際に、午前Ⅱを受験してから午後Ⅰに来る人が減ったり(あきらめた)していたので、4つの試験を揃えて合格しないといけない本試験は、結構難しいものです。

私が受験した令和5年度春期の合格率は、
15.5%でした。

左は上から申し込み者数、受験者数、合格者数
右は上から申し込みの前年度比、受験率、合格率

私の得点は、
午前Ⅰ(80点)午後Ⅰ(76点)午後Ⅱ(A)でした。

○日程:会場にて受験
    4月のみ、年1回実施
○合格点:
 午前Ⅰ 50分間
     4択問題 30問中30問に回答 
     6割合格
 午前Ⅱ 40分間
     4択問題 25問中25問に回答 
     6割合格
 午後Ⅰ 90分間
     記述式 3問中2問に回答
     6割合格
 午後Ⅱ 120分間
     論述式 2問中1問に回答
     A評価で合格

 すべて合格しないといけません、
 応用情報技術者試験に合格か、高度試験合格で
 午前Ⅰは免除になります。
 申込時に申請が必要です。
  
○内容:
 応用情報技術者試験までとは異なり、
 狭い範囲で問われる本試験。
 分野は、
 ストラテジー分野と情報セキュリティ分野のみ。
 正直、ITの知識がそんなになくても
 合格できるのでは?と思います。

○持ち物:確認票・本人確認書類・筆記用具など
  受験票を握りしめて指定の会場に
  行くスタイルです。
  CBT方式と異なり、会場が広く、
  寒い・暑いにムラがある
  気がするので、体調管理にご注意ください。

○合格発表:2か月後くらい
  4月受験の合格発表が6月なので、
  約2か月かかります。
  問題用紙は持ち帰ることができ、
  模範解答の開示もあるので、
  少なくとも
  午前試験は合否がすぐ分かります。
  午後の解答開示もありますが、遅くて、
  ドンピシャで記述できていなくても
  ○になることも
  あると思いますし、さらには論述式なんて、
  全くわかりません。
  おとなしく発表を待ちましょう。
  
 印象的だったのが、前の人が午後試験に来なかったことです。午前Ⅱの速報(非公式)とかをみて、だめだ~ってなったのでしょうか。諦めがいいな~と思いました。

○マイページ式
 試験の受験登録、成績確認も、
 マイページを通して実施する方式になったので、わざわざHPから合格の番号を探す手間は無くなりました。
 ↓↓↓の様に、合格の赤文字が付きます。

これをしろ!ITストラテジストの攻略法

今までは通信教育を活用していたのですが、ついにITストラテジストは対応してくれていなかったので、初の完全独学でした。
最初はスタディングの受講を考えていましたが、本読んでいけるかな~と思ったので登録しませんでした。
※午前Ⅰは免除でしたので割愛いたします。

①本熟読 インプット
②午前Ⅱ対策:過去問のやりこみ アウトプット
③午後Ⅰ対策:とにかく解き方を学ぶ
④午後Ⅱ対策:設定して書く練習をする。

①本熟読 インプット
どんな問題が出るか、というより、学べるものは学びたいと思っていたので、とりあえず書籍を購入して、インプットに努めました。

使用した書籍↓↓↓

キーワードなどを簡単に自分の言葉で説明できるようにしたり、アルファベット3文字で示されることが多いのですが、(CRMとか、KPIとか、SEOとか、)すべて英語で何を書いているのか思い出せるようにして記憶しました。
英語が得意なことも手伝ってか、とてもスムーズに理解できました。

こんな感じ↓↓↓
CRM:Customer Relationship Management
 顧客との関係性をマネジメントして集客、売上につなげる。
 
KPI:Key Performance Indicators
 業績達成の指標、具体的な数字で設定することが大事

SEO:Serch Engine Optimization
 検索エンジンの最適化、MAの補助的立ち位置で使用される。

②午前Ⅱ対策:過去問のやりこみ アウトプット

大好きな過去問道場、残念ながらITストラテジストまではカバーしていませんでした。
捨てる神あれば拾う神あり。↓↓↓のサイトでまとめてくれています。
出題年次を縛って学ぶことができるので、まずはかぶりなく全部解いていきます。
ややこしい問題は覚えることに違いはありませんが、内容がきちんと理解できていれば比較的回答しやすいと思います。

これも、問題解いては復習し、出題傾向をとらえながら学んでいきます。


③午後Ⅰ対策:とにかく解き方を学ぶ

個人的に一番の鬼門はここでした。
ここだと感じていました。

書籍の中に解き方を丁寧に説明している部分があるので、ぜひ熟読の上挑戦してください。
ITの問題というより、国語の問題です。ただ、国語だからと侮ることなかれ。
答えは大体文章の中に書いてある。深読みしすぎると聞いてないことまで書きたくなってしまう。それはNG。書きすぎるとたぶん得点にならないので、過去問を解いた上で解答を読むと、こんなのでいいの!?となることが度々ありました。ある種コツが必要だと感じました。

中学受験の国語と違い、文字制限は緩いけど最低限のラインもあります。

例えば、私の解き方は、ポイントになりそうなワードに線を引く、「しかし」の後は課題が出てきやすいのでマークする、回答した内容を書いておく(回答をきちんと作ってから回答用紙に記入するようにする)

ポイントになりそうな部分は、過去問を解いたり、問題集を熟読するとわかってくると思います。

問題3の一枚目
問題3の2枚目3枚目
問題3の4枚目5枚目

不安な部分は「?」がついていたり、線を引いていたり、迷いがありますね、きちんと問題用紙で整えてから書かないと、迷って迷って回答用紙が消し跡で汚くなってしまいます。

90分間で2問解く必要があるので、まずは迅速に2問選択する。決めたらそこで解き切る方が良いと思います。
1問を45分間、その内10分は見直しなどに使えるように、35分で解けるように練習あるのみ!
たくさん過去問を解いてみてください。

④午後Ⅱ対策:設定して書く練習をする。

午後Ⅱは論述。自分が経験してきたことを書いてください、という自由な感じです。
が、やはり書き方があります。
ヒントは文章の中にちりばめられており、ヒントに沿って書いていくことが大切なポイントだと理解しています。
そして、問題文の中にも、ここは外すなよ、ということが書いてあります。本当に論述なので、段落分けをし、箇条書きすることもあり、記述枠がぎちぎちになるよりも、読みやすい構成を作ることも必須です。

加えてとても参考になるのは、午後Ⅰの問題文です。
テーマとなる企業・業界の概要、競合の存在、課題、解決に動いたこと、ステークホルダーからのフィードバック、それを受けてのプラン。の流れで書かれていて、十分参考に出来ます。


すでにITストラテジストとして働いている方は、たくさんの事例をお持ちなのでしょうが、私には制御機器メーカーでの営業経験しかありませんから、空想で書きました。
空想で書くためには、空想の練習が必要です。
営業活動でかかわったお客様をモデルにしてみたり、自社をモデルにしてみたり、ある程度ベースの知識はある業界を選んで空想を広げていきました。

例えば、下の問題。試験本番の問題です。
1問目にアプローチ型を聞いていますが、文章の中に4つの型と、その例が先に書かれていています。また、ITストラテジストとして必要なこともヒントとして書いてくれています。
設問が聞いている内容をブロック分けしていき、何を聞きたいのかとらえます。漏れなく書くためには、ブロック分けは必須です。

ここから、空想の時間です。
装置メーカーが提供する「予防保全対応装置」をテーマにしました。当社は高い技術力と、開発力が強み。
課題は、技術者の減少、突発対応の負荷が高い。
それを打開するためにはIoT製品として、故障を予兆的に出す機能を持たせる。当社の技術者が出ていかなくても、ユーザーの担当者が対応できるように簡易的な保守方法をレクチャーする。

お客様には大手の食品メーカと中小食品メーカがいる。
それぞれの弱み、強みなどの書き出し。
故障時にすぐ来てもらえないなどの、当社と共通した課題を感じており、追い風である。

こうやって空想して作り上げたビジネスプランを、設問ア~ウにはまるように書いていく。

120分間、ペンを握りっぱなしでした。
消しゴムもたくさんすり減りました。
空想する練習をして、すらすらと設定を作りこんだのにも関わらずそれだけ時間に追われる試験です。
書く練習や空想する練習が無かったら、無理でした。

当日の流れ

8時:家を出る
8時半:会場周辺のカフェで勉強
(遅れたり焦ったりは嫌なので、早起き)
10時30分:会場でスタンバイ

10時50分:午前Ⅱテストスタート
11時30分:テスト終了
昼食はほどほどに、
会場の外をちょっと散歩して、気分転換

12時30分:午後Ⅰテストスタート
14時:テスト終了
30分間の休憩は、またまた散歩。
部屋が温かかったので、冷たい外気に当たってました。

14時30分:午後Ⅱテストスタート
16時30分:テスト終了
満身創痍で帰路に。。。


受かった後は?何を目指す?

これを受けて私は燃え尽き症候群に(笑)
ほどほどに勉強しないとなと思うとともに、これだけ頑張ったから受かったのかな?と思うところもあります。

受かった後は、とりあえず終わり!だと思います。目的の高度試験合格おめでとう!です。

もし次に興味のある範囲があれば、そちらを受験することはアリだと思います。
勉強になりますからね。
資格を通してしか勉強できないのか!と言われると悲しくなるんですが、私はたぶんそのタイプです。目的意識が何かないと頑張れない…

他にもIT系の資格試験はたくさんあります。
そちらに挑戦するのもありですね。
もし他にも受験することがあれば書こうと思います。

ハードな試験は終わりですが、最後に情報セキュリティマネジメントも合格していますのでおいおい書いていきたいと思います。

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